【必見】ゲーミングPC購入のメリットとは【おすすめのワケ】
ゲームを始める時、ゲーミングPCを買うか、PS5などのゲーム機を買うか悩む人は多いそうです。
その場合、それぞれのメリットデメリットをしっかり確認した上で判断するのが良いでしょう。
この記事では、ゲーミングPCを購入するメリットとデメリットについて触れています。
以前、ゲーミングPCとPS5を比較してどちらがおすすめという観点で記事を書きましたが、この記事では、PS5を含めたゲーム機一般と比較したうえでのゲーミングPCのメリットを、より深く分析しています。
ゲーミングPCを購入しようか悩んでいる人の判断材料となれば幸いです。
この記事の対象読者
- ゲーミングPCの購入を検討している人
- やりたいゲームがあるが、ゲーミングPCとゲーム機のどちらを購入するか悩んでいる人
- 自分はゲーミングPCを買うべきか否か、判断基準が知りたい人
目次
ゲーミングPCのメリット
ゲーム機と比較したうえでのゲーミングPCのメリットはこのようなものと言えるでしょう。
ハイクオリティな画質・プレイ環境
一般的なゲーミングPCは、現時点(2024年1月)で最高クラスのゲーム機であるPS5よりも高画質です。
またPS5よりもより高いフレームレートを出すことができます。
ゲームによっては、PS5の倍以上のフレームレートを叩き出すモンスターゲーミングPCもあります。
ゲーミングPCの高画質でリアリティあふれるプレイ環境であれば、ゲームへの没入感も違うでしょう。
拡張性が高い上にカスタマイズで自分好みにできる
ゲーミングPCはゲーム機よりも拡張性が高いです。
無数にあるパソコン周辺機器を使用することができますし、簡単にマルチディスプレイ(1つのゲーミングPCに複数のモニターを繋げること)をすることもできます。
MMORPGをプレイしているのであれば、横のモニターでブラウザを広げてリサーチをしながら、メインのモニターでゲームをプレイすることも簡単にできます。
ゲーミングPCはゲーミングPC本体そのものの構成も柔軟に変えることができます。
多くの場合は、BTOショップで購入の際にCPUやグラフィックカードなどを自分でセレクトできます。
自分のやるゲームはグラフィックスが重いから、グラフィックスカードだけワンランク上のものにするとか、CPU負荷が大きいオープンワールド系のゲームをプレイするので、高性能なCPUを搭載しようといった、自分好みでのカスタマイズが簡単にできます。
さらに、デスクトップゲーミングPCは、規格に基づいて作られている部品をつかって自由自在につくりかえることも可能です。
パーツや組み立て方法についての知識があれば、部品交換を繰り返して自分のゲーミングPCをグレードアップし、長く使い続けることもできるでしょう。
ゲーム機よりもプレイしやすい
ゲーミングPCの方がゲーム機よりプレイがしやすいといわれているゲームがあります。
例えばApex Legendsは、一般的にゲーミングPCのキーボードとマウスを使った操作の方が、ゲーム機のようなコントローラーを使ったプレイよりもプレイしやすいと言われています。
ゲーム機でもキーボード・マウスによる操作が可能の場合もありますが、よりプレイしやすい環境を追求するとき、キーボード・マウスの選択肢が豊富なのもゲーミングPCです。
MODやツールが使える
MODや第三者が作成したツール等が使えるのは、ゲーミングPCです。ゲーム機では使用できません。
例えばマイクラの影MODは、Java版と呼ばれるゲーミングPC版専用です。
バトルロイヤルゲームであればフレームレート測定、MMORPGであれば平均・累積ダメージ計算やリキャスト(再詠唱可能)時間の管理など、ゲームプレイのサポートをする各種外部ツールはゲーミングPC専用です。
録画・ゲーム実況配信がしやすい
録画やゲーム実況配信がしやすいのもゲーミングPCのメリットです。
ゲーム機であれば、例えばPS5でもゲーム配信はできますが、ブロードキャスト機能を使うか録画専用の装置を購入するなど、方法は限られます。
ゲーミングPCであれば、様々な録画編集配信ソフトが使えます。
Bandicamのような簡単高機能なアプリや、無料で使えるOBSStudio・GeForceExperienceのように、様々な特徴を持つアプリが多数揃っています。
またゲーム実況配信をメインにするのであれば、それに特化したゲーミングPCというのも存在します。
多種多彩なWindowsアプリが使え、テレワークにも使える
ゲーミングPCはWindowsパソコンですので、多種多彩なWindowsアプリが使用できます。
Word・Excelのようなオフィスソフト、ZoomやGoogleMeetのようなビデオ会議アプリも使えますし。
もちろん、クラウドサービスであるGoogleドライブやGoogleドキュメント・スプレッドシートなども使えます。
そして、ゲーミングPCはテレワークにも使用できます。
ゲーミングPCは高性能PCですので、操作が重めのGoogleスプレッドシートなどは、普通のPCよりも快適に使える場合もあります。
もし今後テレワークが予定されているのであれば、ゲーム機ではなくゲーミングPCを買うことをお勧めします。
ゲーム環境と同時に快適なテレワーク環境も手に入るでしょう。
最新ゲームが快適にプレイできる
ゲーミングPCは、一般的にゲーム機より高性能なので、最新のゲームがゲーム機よりも快適にプレイできることが多いです。
Apex Legendsの場合、ゲーム機での最高フレームレートは60fpsです。
PS5で120fpsに対応すると言う話もありますが、まだ実現していません。
一方、PC版のApex Legendsは最大144fpsまで対応しています。
ゲーミングPCの性能次第では、設定を調整することで、200fpsを超えるフレームレートを出すことも可能です。
設定の幅・柔軟性が高い
ゲーム機でプレイする場合、基本的にはゲーム内での設定が設定可能な項目になります。
ゲーミングPCの場合、ゲーム内での設定に加え、例えばSteamの起動時オプションなどにより、様々な設定が可能になる場合があります。
ゲームによっては、本来設定不可能な細かいチューンナップを施せる外部ツールがありますが、これもゲーミングPCだけです。
ゲーミングPCのデメリット
逆に、ゲーム機と比較したうえでのゲーミングPCのデメリットとしてはこのようなものが挙げられます。
高価
一般的にゲーミングPCは高価です。
ゲーム機は高いものでも5万円位ですが、ゲーミングPCは20万円位が一般的です。
中にはゲーミングPCと銘打って、5万円ほどで販売されている中古PCもありますが、こういったものは低性能すぎて使い物にならないことがほとんどです。
また、新品でも10万円ほどで購入できるような格安のゲーミングPCは、ゲーム機と比べて性能面でのアドバンテージはあまりないでしょう。
ゲーム機より高画質でプレイできるようなゲーミングPCは、一般的に高価です。
場所を取る、埃が溜まりやすい
デスクトップゲーミングPCは、非常にサイズが大きいです。
机の上に置くとしたら、相当な圧迫感を感じるでしょう。
精密機器なので置き場にも気を使いますし、配線部分が複雑でほこりが溜まりやすいのもデメリットです。
消費電力が大きい
ゲーミングPCはゲーム機と比べ消費電力が大きいです。
PS5の消費電力は、最大350Wとなっていますが、実際に使われているのは200W前後といわれています。
ゲーミングPCの場合はその機種によって変わりますが、普通に使っている状態で概ね280Wほどと言われています。
参考:https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_gamepc_charges
なおこの値は平均的なゲーミングPCであって、実際には、ゲーミングPCの構成により大きく変わります。
実際には、高性能なゲーミングPCであるほど消費電力は大きく増えます。
こんな人はゲーミングPCを買うべき
一例として、ゲーミングPCの購入をおすすめできるタイプの人をまとめておきましたので、参考にしてください。
そのゲームのプレイ経験があり、そのうえでゲーミングPCが欲しいと思っている人
プレイしたいゲームのプレイ経験があれば、自分が求めるゲームの快適さはある程度想像がつくと思います。
ゲーム機でのプレイ経験があって、これよりも快適なプレイ環境でプレイしたいと思うのであれば、20万円クラス以上のゲーミングPCを購入するべきですし、これで十分と思えるのであれば、ゲーム機がおすすめです。
気をつけるべきは、ゲーミングPCでプレイした経験があって、ゲーム機を買おうとしている場合。
ゲーミングPCのクオリティは不要でも、ゲーム機のクオリティまで落とした時に満足できるかはわかりません。
この場合は、購入後不満になるようなことがないように、ゲーミングPCを購入しておくのも手かもしれません。
テレワークなど、ゲーム以外の用途でPCを使う予定がある人
ゲーミングPCをPCの用途で使いたいのであれば、選択肢はゲーミングPC 1択です。
ゲーム機でWindowsのアプリは動きません。ゲーム機でワープロソフトや表計算ソフトはつかえません。
もちろん、テレワークもできません。
ゲーム機とPCを両方購入すれば場所をとります。
家でPCを使う予定があるのならば、迷わずゲーミングPCを買いましょう。
そのゲームを長く楽しみたい人
管理人がいろいろなゲームをやってきた中で感じたことですが、長い間ゲームをしているユーザは、途中でゲーム機からゲーミングPCに移行する傾向が強いです。
ゲーム機のクオリティーに満足がいかなくなり、またツールを使ってみたくなったり、ゲーム機ではできない細かいチューンナップをしたくて、ゲーミングPCを購入するパターンが多いのです。
長くゲームを楽しみたいと思っているのであれば、最初からゲーミングPCを購入した方が無駄がないでしょう。
ゲームの検証・分析や、いろいろな設定を楽しみたい人
ゲームの検証や分析に使えるツールは基本的にゲーミングPC専用です。
また先ほども書いたように、ゲームの設定の幅が広いのはゲーミングPCです。
ゲームの検証分析や、フレームレート徹底追求などの特殊設定を試したい人は、ゲーミングPCを買うべきでしょう。
ゲーム実況配信・録画をする人、する予定がある人
ゲーム実況配信や録画はゲーミングPCの方が圧倒的にやりやすいです。
ゲーム実況配信・録画をする予定があるのなら、ゲーミングPCを購入するべきでしょう。
PC独占タイトルやPC版が先行発売されるゲームをプレイしたい人
ラグナロクオンライン、メイプルストーリー、レッドストーン、ファイナルファンタジー11などが当てはまります。
Google Chromeなどの中で動くいわゆるブラウザゲームというものもこちらに当てはまります。
また、プレイしたいゲームがPC版で先行発売される場合も、ゲーミングPCを購入するべきでしょう。
そのゲームを遊び尽くしたいのであれば、ゲームは先行発売されるハードウェアで揃えて、発売日に買うべきです。
サービス開始からプレイしているユーザーと、あとから入ってくるユーザーでは、プレイ時間以上の差がつく可能性が大きいです。
例えばMMORPGでは、稼げるお金稼ぎ手段の独占や未知の世界の冒険はサービス開始からプレイしているユーザーだからこそできることです。
お金稼ぎ手段が知れ渡ってライバルが増えたり、攻略情報がネットで溢れるようになってからこういったことを堪能するのは非常に困難です。
ゲーミングPC以外の選択肢を視野に入れるべきタイプの人
逆に、こういったタイプではなく、以下のどれかに当てはまる人は、ゲーミングPCではなくゲーム機を視野に入れたほうがいいかもしれません
- PCの使用目的がゲームだけ、かつ、画質や操作性にこだわらない人
- 飽きっぽい人
- 予算が10万円以下の初心者
PCをゲーム以外に使用する予定がなく、画質にも操作性にもこだわらないのであれば、ゲーム機のほうがよりお手軽でしょう。
価格もゲーミングPCと比べ圧倒的に手ごろです。
また、飽きっぽい人は、高価なゲーミングPCを購入してすぐ飽きてやめてしまい、ゲーミングPCが部屋の置物になる可能性も考えたほうが良いかもしれません。
よく考えて、長くゲーミングPCを使用し続けるという確信がなければ、いったんはリーズナブルなゲーム機を購入するのもよいでしょう。
ゲームを長くプレイして、ハイクオリティな環境でプレイしたいと本当に感じたときに、ゲーミングPCに移行するのも一つの手です。
予算が10万円以下の場合も、ゲーム機を視野に入れたほうが良いでしょう。
この予算で購入できるクラスのPCは、一般的に、快適なプレイをするにはスペックが不十分です。
ゲーム機と同じくらいの快適さか、場合によってはゲーム機より劣る場合もあるので、基本的にはゲーム機を購入したほうが良いと思われます。
また、メルカリなどのフリマには激安のゲーミングPCに出品されており、格安でゲーミングPCを手に入れようとする初心者が手を出すことが多いですが、こういった激安中古ゲーミングPCはおすすめできません。
激安ゲーミングPCは、ゲーム機をはるかに下回るクオリティでしかゲームをプレイできないこともままあります。
予算が少ない場合は、無理せずゲーム機を買うか、15〜20万円くらいまで貯金してから、BTOショップ製ゲーミングPCを購入することをお勧めします。
まとめ:ゲーミングPCにはメリットもデメリットもある。よく検討を。
- ゲーミングPCはゲーム機よりも快適なプレイ環境が手に入るが、値段はゲーム機の数倍になる。
- ゲーミングPCは高性能なPCとして使えるので、テレワークなどでも活躍する。ゲーム機ではできない。
- 自分が求めるクオリティと予算・普段使いの有無・その他置かれている状況などを考慮し、総合的に判断するのが良い。