ゲーミングPCのSSD容量は|ケチると後悔する決定的理由【必見】

目次
ゲーミングPCのSSD容量は1TBがベスト
まず結論ですが、2023年現在、ゲーミングPCのSSD容量は1TBがおススメです。
理由は、1TBより少ないと将来的に容量不足となる可能性が大きいですが、たとえば2TBなどになると、容量が多すぎて持て余してしまう可能性が高いからです。
ゲーミングPCのSSDは、ゲーミングPC購入直後は空き容量がたくさんあり、持て余してしまうような気がしますが、多くの場合は、使っているとすぐに一杯になってしまいます。
しかし、こうなった時に、大容量SSDへの交換は簡単ではありません。
増設もPC構造についての知識が必要になりますし、特にSSDやHDDを増設するスペースのないゲーミングノートPCの場合は、使わないデータをこまめにバックアップを取っては消すのを繰り返すか、買い換えるか、という選択肢を迫られることになります。
なぜSSDの交換が大変なのか、その理由に触れながらSSDのオススメ容量について見ていきましょう。
大前提:SSDは交換が大変
ゲーミングPCを含むPC全般について言えるのですが、最初からついているSSDを交換するのは大変なのです。
最初からついてくるSSDには、Windowsなどの、PCを動かすのに必要なソフトが入っています。
しかし、お店で交換用に買ってくるようなSSDには入っていません。
もし大容量SSDに交換した場合、Windowsを入れ直す必要があります。
それまでのSSDからデータを移行するためにリカバリーディスクというものを作って移すか、Windows販売元のマイクロソフト社公式サイトからWindowsのデータをダウンロードして入れ直すことになるのですが、非常に手間がかかる上に初心者には敷居が高いです。
PC中上級者がやっても、半日〜丸一日かかるような作業です。
SSDの交換は非常に大変なことです。このようなことにならないよう、SSDの容量は多めに見ておくことをおすすめしています。
500GBだと心もとない
この前提でゲーミングPCの最適なSSD容量を考えると、500GBでは心許ないと言えます。
理由は、ゲームそのものを含めたアプリやソフトの容量が年々大きくなっているからです。
例えばゲーミングPCには絶対必要なWindowsは、おおむね20〜25GB必要と言われていますが、実際にはアップデート時のバックアップデータなどもあり、それ以上の容量になることが多いです。
それに加えてゲームソフトが入るわけですが、最近のゲームではゲーム1本で100 GBを超えるものもあるのです。(下表参照)
ゲームタイトル | 容量 |
---|---|
Call of Duty Modern Warfare | 175GB |
FINAL FANTASY XV | 100GB |
FINAL FANTASY XIV | 80GB |
Cyberpunk 2077 | 70GB |
ELDEN RING | 60GB |
FORTNITE | 27GB |
Apex legends | 22GB |
Escape From Tarkov | 19GB |
Minecraft | 4GB |
少ないものでは10GBに満たないものもありますが、今プレイしたいゲームに加えて、この先自分がプレイしたくなるゲームがどれくらいの容量になるのかは予測がつきません。
さらに、少しでも普段使いをするのであれば、消費するSSD容量は一気に増えるかもしれません。
普段使いの様々なソフトやデータがSSDを圧迫するのです。
WordやExcelなどのオフィスソフトは容量が大きめで、他にも、例えば音楽や映像データを購入してダウンロードしたり、スマホの画像・録画データをPCに移動したりすると、500 GBのSSDではすぐにいっぱいになってしまいます。
Googleドライブなどのクラウドストレージは、設定によってはPC側にスマホの写真や動画などデータのコピーが保存されるので、クラウドに預けていてもSSDを消費します。
また、仮に普段使いをしなかったりゲームを1本しか入れないとしても、そのゲームが、拡張コンテンツの追加で後から容量が増えることもあります。
先ほども書きましたように、ゲーミングPCのSSDは、大容量のものへの交換が非常に大変です。
今あるものに新しいものを追加するとしても、PC本体を開けて改造する必要がありますし、ゲーミングノートPCでは、増設はほぼ絶望的です。
容量には常に余裕を持っておくべきでしょう。
なお、こういう話をすると、「500GBで十分!」という方がいます。
実際に、多くのサイトでは500GBをオススメ容量として掲載しており、容量が不足したらバックアップを取ってSSD内のデータを削除するという前提であれば、500GBのSSDでも充分だと思います。
しかし、実際には、バックアップを取るのは手間と時間がかかります。
データのバックアップは、容量次第ではコピーだけで1時間以上かかることもあります。
ストレスフリーにゲーミングPCを使うのであれば、最初から1TBの容量を確保しておいたほうがよいと、管理人は考えています。
管理人が使っているPCのSSD使用状況のキャプチャーをあげておきます。
仕事でもゲームでも使う、ゲーム+普段使いPCです。
500GBのSSDですが、Windowsの仕組み上、実際に使えるのは480GB弱。
このPCにはいっているゲームはFF11とFF14の2つですが、あとはオフィスソフトなど仕事用のソフトと、Googleドライブ位しか入れていません。
仕事用のデータなどは入りきらず、よく使うもの以外は自宅のサーバーにしまっています。
その状態で、400GBも消費しています。
管理人は使い慣れているのでバックアップなどを駆使して容量を節約していますが、初心者の方には敷居が高いかもしれません。
こういった理由で、管理人はゲーミングPCのSSD容量は1TBをお勧めしています。
録画配信をするなら2TBでも
これまで、ゲーミングPCのSSD容量は、余裕をみて1TBがおススメという話をしてきましたが、ゲームプレイを録画したり実況配信する場合には、さらに容量が必要になります。
動画は容量が大きいからです。
1・2回の録画であればあまり容量はかかりませんが、何度も録画を続けてくると、撮りためた録画データが容量を圧迫するようになります。
また、動画編集用の作業スペースとしても、大量のSSDを消費します。
最初から録画や配信を前提としてゲーミングPCを購入するのであれば、SSDは2TBのものを購入しておくのが良いでしょう。
まとめ:ゲーミングPCのSSDは500GBだと心もとない。1TBがおすすめ!
- ゲーミングPCのSSDは、1TBが理想。500GBでも足りる場合があるが、心もとない。
- SSD容量が不足すると、こまめにバックアップを取っては消す必要などが出てきて手間がかかる。
- ゲーミングPCのSSDは交換が大変なので、最初から余裕を持った構成を考えるべし。