メモリクロックが違うものを混在させると・・・【PC不安定のもと?】

PCのメモリには、DDR3、DDR4、DDR5というような種類に加え、クロックの違いでいくつかタイプがあります。

たとえばDDR4メモリであれば、DDR4-2133、DDR4-2400、DDR4-2666、DDR4-3200といった感じです。

そして基本的には、同じ種類であれば、異なるクロックのメモリを混在させて使うことが可能です。

例えばDDR5-4800とDDR4-3200は混在させることができませんが、DDR4-3200のメモリとDDR4-2666のメモリを混在して使用することもでき、この場合はDDR4–2666として動きます。

しかしPCの動作不安定要因になる可能性もあり、おすすめできないのもまた事実です。

この記事では、クロックが違うメモリを混在して使った場合にどのような動作をするか、またそもそもメモリクロックとはどういうものかについて紹介しています。

メモリクロックのことを正しく理解して、PCメモリの増設・交換の時に役立てましょう。

メモリクロックとは

メモリクロックとは、メモリが動くクロック周波数で、この数値で一度に転送できるデータ量が変わります。

単位はMHz(メガヘルツ)です。

たとえば、DDR4-3200であれば3200MHzで動作し、DDR4-2400であれば2400MHzで動作します。

そして、DDR4-3200のほうがDDR4-2400よりも一度に転送できるデータ量が多いのです。

具体的に言うと、DDR4-2400は最大で1秒間に19.2GBのデータを転送できるのに対して、DDR4-3200は最大で1秒間に25.6GBのデータが転送できます。

メモリクロックが違っても、基本的には普通に動く

それでは、このようなクロックが異なるメモリを混在して使った場合、どうなるのでしょう。

基本的には、クロックの低いメモリのメモリクロックで、普通に動作する仕組みになっています。

DDR4-3200とDDR4-2400の二種類を一緒に使った場合、基本的にはすべてのメモリが低いほうのクロックであるDDR4-2400で動作します。

つまり、本来は1秒間に最大25.6GB転送することができるDDR4-3200のメモリも、その性能が抑えられて、DDR4-2400として動くのです。

メモリの混在は動作不安定の原因に

しかし、クロックが違うメモリを混在させると、PCの動作不具合につながる可能性があります。

具体的には、ブルースクリーンになったり、起動中に強制再起動がかかったり、メモリを挿したときにPCが起動しなくなったり、などをはじめ、他にも様々な症状が出ます。

ですので、異なるクロックのメモリを混在して使うことはおすすめできません。

特に仕事やゲームなど、PCの安定性が大切になる使い方の場合は、このような使い方は控えるべきでしょう。

仕事で大事な書類を作り上げて保存する前にブルースクリーンになったり、ゲームであとちょっとで勝てるときに強制再起動がかかってしまっては元も子もありません。

PCに使うメモリは、新しくPCを作る場合でも、増設のときでも、異なるクロックのものを混ぜて使うことはおすすめできません。

メモリは動作不安定のもとになりやすい

メモリはもともと相性がでやすいシビアな部品とされています。

新品メモリを使った場合でも、PC本体との相性が悪くて動作が不安定になることがあるくらいです。

そのため、メモリは規格などを全て揃えて使うのがよいとされています。

理想は同メーカー同ロット同容量同規格の新品メモリを2枚1組で使うことです。

あちこちから買い集めたりしたものや、手元にある余り物など、クロックがバラバラのメモリを積むようなことをせず、自作PCショップで販売されている2枚1組の新品メモリを使いましょう。

メモリは規格などを揃えた高品質なものを使うことが、トラブルを防ぐためには大切です。

まとめ:メモリは同規格のものでそろえよう

  • メモリクロックが違うものを混在させても、基本的には普通に動く。メモリクロックは低いほうのクロック数になる。
  • 異なるメモリクロックのメモリを混在させて使うと、ブルースクリーンや強制再起動など、動作不安定の原因になる可能性がある。
  • メモリはもともとシビアな部品なので、できる限り同容量同規格新品2枚一組セットで販売されているものを使おう。

参考記事

DDR4-3200 【PC4-19200】(IT用語辞典 e-Words)

DDR4-2400 【PC4-19200】(IT用語辞典 e-Words)

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