【初心者必見】PCゲームを始めるのに必要なものを徹底解説!

「PCでゲームを始めたいけれど、なにから揃えればいいのだろう?」

この記事を読んでいるあなたはそのような悩みを抱えているのではないでしょうか。今回は、私の20年以上にわたるPCゲーム経験から、PCゲームを始めるときに揃えるものを厳選し、お伝えできればと思っています。

PCゲームに必要なもの9選

  1. ゲーミングPC
  2. PC版のゲームソフト
  3. インターネット回線
  4. ゲーミングマウス
  5. ゲーミングキーボード
  6. ゲーミングマウスパッド
  7. ディスプレイモニター
  8. コントローラー(ゲームパッド)
  9. 高音質のヘッドセット(もしくはスピーカー・イヤホン)・サウンドカード

PCでゲームを始めるのに必要なものはこの9つです。

これらのものを用意することで、PCで快適にゲームができます。

ここから、それぞれの内容について詳しく解説していきます。

ゲーミングPC

PCゲームをするには、そのゲームをやるのに必要な性能(スペック)があるゲーミングPCが必須です。

この「必要な性能」は、比較的高い水準の性能が求められます。

比較的高性能なスペックが必要な理由としては、以下の通りです。

  1. ゲームは一般的にオフィスソフトなどより処理が重い、
  2. ゲームはリアルタイム処理が必要
  3. スペック不足のPCではゲームプレイの勝敗に影響が出る

ゲームは3D画像のリアルタイム生成などが主な処理内容になりますが、これはオフィスソフトなど普段使いのアプリより一般的に重い処理です。

そして、リアルタイム処理に遅れが出ると、ゲームのカクツキ・もたつきなどの原因になり、操作しづらくなることもあります。

こういった理由から、性能が足りないPCでゲームをすると、本来勝てる試合も勝てなくなるようなことも起こりうるのです。

快適プレイには高性能のゲーミングPCが必要

ゲーミングPCは高性能なスペックを必要とするため、一般的に普通のPCより価格が高いです。

注意すべきは、数万円のゲーミングPCや普通のPC・ノートPCで最新のfpsゲームをやるのは「実質不可能」ということです。

メルカリなどで売られている安すぎるゲーミングPCや中古PC、仕事などで使用する目的で作られている格安PCを購入すると、最悪やりたいゲームが起動すらできず、完全に無駄な買い物になってしまうこともあります。

「ゲーミングPCを買う上で絶対やってはいけないこと」については、別の記事で取り上げますので、購入前にぜひ確認してください。

メルカリのゲーミングPCについてより詳しい記事はコチラ。

 

ゲーミングPCの入手手段はBTOか自作が主流

ゲーミングPCは、BTOショップというセミオーダーパソコンを販売しているメーカーで購入するか、部品を購入し自作するのが主な入手方法です。

BTOショップで販売しているゲーミングPCは、デスクトップ型という据え置き型のものが主流です。

ノート型のものもありますが、性能や耐久性でデスクトップ型と比較し不利な部分が多いので、デスクトップ型をおすすめします。

自作の場合は、基本的にデスクトップ型になります。

15万円以上のものを選ぶのが無難

BTOショップで購入する際は、自分のやりたいゲームが快適にプレイできる性能を持ったPCを選びます。

この性能はゲームによって違いますが、15万円~20万円以上のものを選んでおけば、現在発売されているゲームならおおむね快適にプレイできるでしょう。

より自分に最適なゲーミングPCを選びたければ、使われている部品で選ぶことになります。

第12世代以降のCore i7/i5と、GeForceGTX3060以上、メモリは16GB以上が理想ですが、実際に選ぶ際にはPCパーツに関する様々な知識が必要になります(詳細は別記事にて触れます)。

PCのことはよくわからないけどまずはゲームがしたいのであれば、15万円~20万円以上のものを選ぶのが無難です。

PC版のゲームソフト

ゲームソフトは、ゲームショップなどで購入するか、ゲーム公式サイトや販売サイトからダウンロードで購入するのが主な入手方法です。

例えば、人気MMORPGのファイナルファンタジーXIVは、公式サイトの購入ボタンから購入サイトに進めます。

販売サイトで有名なものにはSteamがあります。

すでにゲーム機でそのゲームをやっていても、そのタイトルのPC用ソフトを新たに購入する必要があります(無料ダウンロードできる場合もあります)。

多くの場合はゲーム機でやっていたデータをPCで引き継いでプレイできるようです。

一部のタイトルではMac版ソフトが発売されている場合がありますが、WindowsのゲーミングPCでMac版は動かないので注意してください。

インターネット回線

見落としがちですが、インターネット回線はとても大切です。

インターネット回線が遅いとラグとよばれる遅延が発生し、操作に影響が出ることがあります。

fpsゲームのような一瞬の動きが勝敗を決めるようなゲームですと、このラグが原因で負けてしまうことも起こり得ます。

光ファイバーで、そのなかでもできるだけ高速なプランが理想です。

さらにいえば、バックボーン(基本回線網)と呼ばれる部分が高速なプロバイダーを選ぶのがベストですが、情報がすくなく、初心者には難しいのが現状です。

知人でネットに詳しい人がいれば、バックボーンが高速なおすすめのプロバイダーを聞いてみるのもよいでしょう。

ゲーミングマウス

ゲーミングPCをBTOショップで購入した場合に付属しているマウスは、オフィス用途などでつかわれる普通のマウスであることが多いです。

ゲーム向けに作られているゲーミングマウスやゲーミングキーボードというものがあり、ゲームでの操作性向上のために購入するのも手です。

ゲーミングマウスは普通のマウスよりセンサーの性能が高くて細かい動きを認識する能力などが優れており、スイッチ部分はハイグレードであるため、操作性が上がっています。

また、ポートレートという値が高く、操作の遅延が起きにくいのも特徴です。

ゲーミングキーボード

キーボードも、ゲーミングPC購入時についてくるものは普通のPCで使われているキーボードである場合が多いです。

ゲーミングマウス同様に、ゲームでの操作性向上を目的とした、ゲーム向けのゲーミングキーボードがあります。

一般的なキーボードは、デスクトップ型ではメンブレン型というものが、ノートPCではパンタグラフ型といわれるタイプが使われています。

ゲーミングキーボードはこれと異なり、メカニカルスイッチを使用した構造になっています。

キー一つ一つが独立しており、キーが故障した際にはそのスイッチを交換するだけで修理が完了するというメリットがあります。

その構造から、メカニカルキーボードとも呼ばれます。

ゲーミングキーボードにはスイッチ(「軸」と呼ばれます)の違いで何種類かありますが、有名なのは赤軸・青軸・茶軸の3種類です。

赤軸

キーの打感が最も軽く、たたいた際の音が一般的に静かです。

長時間のタイピングに向いているので、長時間のチャットをしながらゲームをしたり、実況配信でキーボードの音をマイクに拾われたくない場合にはおススメです。

青軸

赤軸とは逆に、しっかりした打感があり、キーを押した後押し上げる力が強いため、キータッチの際に程よい反発感があります。

タイピングの音は大きめですが、逆にしっかりタイピングしている感覚をつかみやすいです。

茶軸

打感やタイピング音は赤軸と青軸の中間くらいです。

程よい打感と程よいキーの反発感があります。

打感などの好みがはっきりしなければ、無難な茶軸を選ぶのがよいでしょう。

初心者にはおすすめのタイプです。

ゲーミングマウスパッド

マウスパッドにもゲーム向けのものがあります。

滑り具合や反応の良さなどを確認して、ゲーミングマウスを購入するときに検討するとよいでしょう。

これも、最初は付属品、もしくは格安で購入し、使ってからゲーム向けのものを検討するのがおすすめです。

なお、マウスとの組み合わせで操作性が大きく変わるので、選ぶときはマウスとセットで検討するのがいいかもしれません。

ディスプレイモニター

デスクトップ型のゲーミングPCでは、ディスプレイモニターは本体と一体になっておらず、周辺機器の一つとして本体に接続します。

BTOPCを購入した場合は、セットになっているのが一般的です。

ゲーミングディスプレイと呼ばれる、ゲームに最適化したディスプレイモニターもあります

ゲーミングディスプレイと通常のディスプレイの違いは、「表示遅延の少なさ」と「動きの滑らかさ」です。

ゲーミングディスプレイは、通常のモニターよりもよりスムーズに画面表示されるような仕組みになっています。

具体的には、「リフレッシュレート」という値が大きければ大きいほど、動きは滑らかになります。ゲーミングディスプレイでは、144Hz以上のものがよいでしょう。

ただし、ゲーミングPCが144fpsに対応している必要があります。詳しい選び方については別記事にて取り扱います。

プレイするゲームやプレイヤーの感覚で要不要が変わってくるので、付属のモニターがあるのならば、まずはそれでプレイし、不満があれば検討するのがよいでしょう。

ディスプレイが別途購入となっている場合は、最初からゲーミングディスプレイを検討するのも手です。

なお、ノート型のゲーミングPCの場合は、本体に組み込まれているものをそのまま使うので、こだわるのでなければ、特に購入の必要はありません。

コントローラー(ゲームパッド)

ゲーム機でプレイしていたゲームをゲーミングPCでプレイしようとすると、操作方法がコントローラー(ゲームパッド)からキーボード・マウスになり戸惑うことが多いようです。

その場合、PC用のゲームコントローラーを購入すると、ゲーム機のときと同じような操作方法でプレイできます。

XInputのコントローラーがおすすめ

ゲームコントローラーには、「DirectInput」「XInput」という2つの規格がありますが、「XInput」のコントローラーをお勧めします。

理由は以下の通りです。

  • ボタンやスティックの数・配置に統一性があるので他のゲームコントローラーでも操作性が変わらない
  • ゲーム機同様に、ゲームごとのボタン割当が決まっており使いやすい
  • 今後主流になると思われる

ゲームコントローラーはゲームの操作性に大きく影響する部分ですので、将来ゲームコントローラーを買い替えた場合でも同じようにプレイできるよう、ボタンやスティックの配置・割当が統一されていることはとても重要です。

高音質のヘッドセット(もしくはスピーカー・イヤホン)・サウンドカード

モニターについているスピーカーは一般的に音質が良くないので、高音質のヘッドセットを購入するのがよいでしょう。

BGMや効果音の音質が上がり、より臨場感あふれるプレイができます。

足音などの効果音で敵の位置をつかむことができるゲームであれば、スピーカーよりも方向をつかみやすいというメリットもありますし、ボイスチャット機能があるゲームでしたら、リアルタイムで友人と話しながらプレイすることも可能になります。実況配信をするのであれば自分の声を入れることもできます。

スピーカーやイヤホンで代用することも可能ですが、ヘッドセットはこういったものより使い勝手が良いです。

また、より高音質を目指すなら、専用の音源(サウンドカード)を購入してつなげるのもアリです。

この場合、イヤホンやスピーカーはより高品質なものをつなげると、サウンドカードの性能を活かせます。

デバイスは自分に合ったものを好みに合わせて厳選
マウス・キーボードのような、ユーザーがゲーミングPCを操作するために使用する周辺機器(デバイス)はプレイ時の操作性に大きく影響します。

自分に合ったデバイスを探すのは、いわゆるfps系のゲームでは特に大切です。

ただ、はじめてPCゲームをやるのであれば、まずは付属のマウス・キーボードをつかい、慣れてきてから自分に合ったものを探すのが管理人のおすすめです。

どんなに高級なデバイスでも、自分に合っていなければかえって操作しづらくなります。

まずは付属品でプレイし、自分の好みやクセをプレイ中に感じてからショップ店頭の展示品を触れると、そのデバイスが自分にとって使いやすいかどうか、判断しやすくなります。

ゲーミングデバイスは決して安くはないので、失敗しない買い物のためにこのような段階を踏むのがよいでしょう。

なお、中には普通のもののほうが使いやすいという人もおり、高級なゲーミングマウス・キーボードが誰でも使いやすい、というわけでもありません。

PCゲームに必要なものQ&A

ゲーミングPCに必要なものを購入する上で悩みやすいポイントについてQ&Aにまとめました。ぜひ参考にしてください。

マウス・キーボードは有線・無線どっちがいいの?

マウスやキーボードにはUSBポートに直接ケーブルを差し込んで接続する有線接続のものと、Bluetoothなどをつかいワイヤレスで接続する無線接続のものがあります。

それぞれ一長一短がありますが、管理人はマウス・キーボードには有線接続のものを強くお勧めします。

なぜなら、管理人の経験で、ゲームプレイ中にキーボードの電池がなくなり操作不能になったことがあるからです。

プレイするたびに充電したり、こまめに電池交換を行っていれば起こりにくいことですが、重要な戦闘の最中に操作不能になるのは致命的です。
参考になれば幸いです。

Wi-Fiより有線LANのほうがいいと聞いたけど…?

家の中では高速な有線LANで接続することをお勧めします。

Wi-Fiは電波が不安定な場合もあり、回線切断により強制ログアウトしてしまうリスクが高まります。これも、重要なタイミングでの回線不安定・切断は致命的です。

建物の構造やサービス提供エリア外のため高速なインターネット回線が敷けないのであれば、高速なポケットWi-Fiを使用する手もありますが、できるだけ光回線と有線LANを使用することをお勧めします。

マウス・キーボードや他のものにも言えますが、可能な限り「無線より有線」がオススメです。

普通のノートパソコンでPCゲームは可能?

この記事の最初で、PCゲームをするにはゲーミングPCが必要と書きましたが、厳密には、普通のノートPCでできるPCゲームもあります。

10〜20年以上前に発売されたものや、もともと大きな処理能力を必要としないゲームです。

例えば、スクウェア・エニックス社のファイナルファンタジーXIは、発売後20年近く経過していますが、その間にPCの性能が格段に上がったため、いまでは普通のノートPCでもプレイできます。

発売後それほど時間が経過していないタイトルでも、ドラゴンクエストXなど、ゲーミングPC程の性能がなくてもプレイできるものがあります。

ただ、普通のノートPCで快適なプレイができるゲームは限られていること、むしろ普通のノートPCではまともに動かないゲームのほうが圧倒的に多いことを考えると、ゲームプレイ目的でPCを購入するのであればゲーミングPCを購入することを強くお勧めします。

ゲームプレイのために普通のノートPCを購入するのはリスクが高くお勧めできません。

すでにPCをもっていて新たにゲーミングPCを購入するのであれば、パソコンの性能を測るベンチマークソフトというものがゲームの公式サイトで配布されていることがあるので、それを使って手持ちのPCの性能を確認してから、ゲーミングPCの購入を検討するのもひとつの手です。

PCゲームの配信を行うのに必要なものは?

プレイ中のPCゲームをそのパソコンで配信するには、上記のアイテムに加え、配信ソフトが必要になります。

また、ゲーミングヘッドセットを使用していなければ、マイクも必要です。

 

配信ソフトは有料・無料など様々なものがありますので、ご自分の用途に合ったものを選ぶと良いでしょう。

マイクは据え置き型でも、ヘッドセットのようなものでも大丈夫ですが、据え置き型を使うのであれば、キーボードを叩く音などのノイズが混ざらないようにマイクの置き場に気をつけるといいと思います。

まとめ

これまで書きましたように、PCゲームを始めるのに必要なものは、

  1. ゲーミングPC
  2. PC版のゲームソフト
  3. インターネット回線
  4. ゲーミングマウス
  5. ゲーミングキーボード
  6. ゲーミングマウスパッド
  7. ディスプレイモニター
  8. コントローラー(ゲームパッド)
  9. 高音質のヘッドセット(もしくはスピーカー・イヤホン)・サウンドカード

です。数は多いですが、最低限①②③があればプレイできますので、④〜⑨は必要に応じて購入してください。

特にマウスやキーボードのように、ゲーミングPC購入時に付属品としてついているものは、まずそれでプレイし、不便に感じることがあればゲーム向けのものに買い替えるのがおすすめです。

また、ゲーミングPCは自分がプレイしたいゲームやゲームのプレイスタイル(ヘビーユーザーorライトユーザー)を考えたうえで最適なものを選ぶのが良いでしょう。

間違っても、ただ安いだけのゲーミングPCを購入してはいけません。

機種に悩んだら、無難な15万円~20万円以上の価格帯で販売されているゲーミングPCを購入するのがオススメです。