ApexLegendsをグラボなしPCでプレイする2つの方法
ApexLegendsは、大人気のバトルロイヤルゲームです。
多くのユーザーが、部隊を組んでチャンピオンを目指すために日々競っています。
このゲームをプレイしたいという人は増えており、Apex LegendsをプレイするためにゲーミングPCを購入するという話もよく聞きます。
しかし、ApexLegendsをプレイしたいユーザーにとって、高価なゲーミングPCの購入は大きなハードルといえるでしょう。
グラボなしのPCを持っているけれど、このPCでプレイできないかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、ApexLegendsはグラボなしでプレイすることができるのです。
GeForce NOWというサービスを使うことで、グラボなしPCでもApex Legendsをプレイすることができるようになります。
また、一部のグラボなしPCでは、画質の悪さを割り切りさえすれば低設定でプレイすることも可能なのです。
この記事では、ApexLegendsをグラボなしの普通のPCでプレイする2つの方法を紹介しています。
グラボなしのPCを持っていて、どうしてもこのPCでプレイしたいという方や、どうしてもApex Legendsを快適にプレイしたいという人はぜひ参考にしてください。
目次
Apex LegendsをグラボなしPCで楽しむ2つの方法
Apex LegendsをグラボなしPCで楽しむには主に2つの方法があります
- GeForce NOWをつかう
- グラボなしPCで低画質を割り切ってプレイする。
それぞれ解説していきます。
GeForce NOWをつかう
GeForce NOWとはSteamなどのゲームをクラウド上で動かしてプレイするサービスです。
本来グラフィックスボードが処理するプログラムをクラウド上で行うので、性能の低いグラボなしPCでもプレイが可能になるのです。
タブレットやスマホでもプレイが可能で、手軽にApexLegendsをプレイすることができるのです。
この方法のメリットは、以下の通りです
- ゲーミングPCなしでApexLegendsプレイできる
- ApexLegends以外に1000以上のタイトルのゲームがプレイできる
- 無料プランがある
なにより第一のメリットは、ゲーミングPCなしでApex Legendsがプレイできることといえるでしょう。
それだけでなく、Apex Legends以外にもSteamやEpicsなどになる様々なゲーム、例えばフォートナイトなどもプレイ可能というメリットもあります。
無料プランもあり、GoogleアカウントやAppleID、自分のメールアドレスなどですぐにアカウントを作ってプレイできるのです。
これだけを見ていると、良いことばかりに見えますが、この方法には次のような欠点もあります。
- 無料プランでは最大フレームレートは60fpsであること
- 回線や電波の状態にプレイ環境が大きく左右される可能性があること
GeForce NOW無料版の最大fpsは60fpsです。
ゲーミングPCでプレイしている周りのユーザは、144fpsなどの高いフレームレートの環境でプレイしており、フレームレートの高さが勝利に直結するといわれるApex Legendsでは、GeForce NOWのプレイ環境は、圧倒的に不利です。
回線速度も大きな問題です。
GeForce NOWを普通にプレイするためにはある程度の回線速度と品質が必要で、Wi-Fi環境やスマホの電波状態によっては、これを守るのが難しいです。
特に格安SIMなどでは、なかなか難しいかもしれません
回線速度が落ちればラグやカクツキが発生する可能性も大きく、ゲーミングPCでプレイしているプレイヤーよりもさらに不利な環境になるでしょう。
グラボなしのPCはもちろん、iPhoneやiPadなどタブレットやスマホでもプレイでき、しかも無料プランがあることは大きなメリットですが、GeForce NOWのプレイ環境はお世辞にも快適なプレイ環境とは言い難く、本格的なプレイには向いてないといえます。
グラボなしPCで低画質を割り切ってプレイする
もう一つの方法は、グラボなしのPCでプレイする方法です。
ApexLegendsを最低設定にした場合、内蔵グラフィックスの性能次第では、GeForce NOW環境よりも多少良い環境でプレイが可能になります。
例えば、一部のRyzenシリーズが搭載している内蔵グラフィックスは、内蔵グラフィックスにしては比較的高性能です。
一部Core iシリーズ搭載ノートPCに採用されているIrisグラフィックスも、内蔵グラフィックスとしては優秀です。
こういった内蔵グラフィックスを搭載したグラボなしPCを持っているのであれば、Apex Legendsを自分のPCでプレイできるかもしれません。
画質を落とした超軽量設定で、それでもゲーミングPCほどの快適環境にはならないことを割り切る必要はありますが、今持っているPCでGeForce NOW以上のプレイ環境を手に入れるひとつの有効な方法といえるでしょう。
そこで、実際にどれくらいのフレームレートが出るのか、Ryzen を搭載した普通のノートPCで検証してみました。
このノートPCは、Ryzen 7 7735Uを搭載した、HP社のPavilion シリーズのPCです。
比較的高性能な内蔵グラフィックスは搭載しているものの、基本的にはごく普通のモバイルノートPCといえます。
しかしながら、設定をとことん落とした結果、訓練室ではあるものの、70~80fpsのフレームレートでプレイすることができました。
GeForce NOWを超えるフレームレートでプレイすることができたと言えます。
このように、ゲーミングPCなしでもApexLegendsをプレイする事は可能です。
ただ、低い画質で60fps+α程度のフレームレートが限界で、本当にゲームを楽しむのには厳しい環境です。
Apex Legendsを楽しむには、より高いフレームレートの環境が大切といえるでしょう。
Apex Legendsを高フレームレートで楽しむには
このようなグラボなしPCの限界を解決し、いま手元にあるPCでApex Legendsの高フレームレート環境を実現する方法を2つ紹介します。
- 外付けグラボを使う
- グラボを増設する
外付けグラボを使う
外付けグラボとは、グラボなしPCに接続する、グラフィックスボードを内蔵した装置です。
以下の条件を満たすPCであれば、これを使うことでゲーミングPCとして使用することができるようになります。
- Core i7/i9,Ryzen 9/7などの高性能なCPUを搭載している
- ThunderBolt3の端子がある
ただし、ThunderBolt3を搭載したPCは少なく、だれでも簡単に外付けグラボをつなげてゲーミングPC化できるわけではありません。
USBで接続できる外付けグラボもありますが、USBはスピードが遅くてグラフィックスボードの性能を十分引き出すことができません。
Thunderbolt3で接続できないPCの場合は、他の方法をとることをお勧めします。
外付けグラボについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
グラフィックボードを増設する
いま手元にあるPCにグラフィックスボードを組み込んでゲーミングPCと同等の性能を持たせる方法です。
以下の条件を満たせば、PCを解体してグラボを増設することでゲームをプレイできるようにすることができます。
- タワー型デスクトップPCである
- PC内部にグラフィックスボードを増設するスペースやスロット(PCI-Express x16スロット)がある
- 電源に十分な余裕がある
この方法は、追加の出費がグラフィックスボード単体の購入費用だけなので、1番安く済みます。
ただし、この方法はハードルが高めです。理由は
- パソコンの組み立てに関する知識・経験が必要
- グラフィックボードを追加できるだけの余力がある電源を搭載しているグラボなしPCは少ない
- PCのメーカー保証がなくなる。トラブルも破損も自己責任
これまでにパソコンを自作した経験のある、自作中・上級者向けの方法と言えるでしょう。
ゲーミングPCを購入するのがベスト
PC自作の知識がないユーザや、高性能かつThunderBolt3を搭載したPCを持っていないユーザにとって、1番確実なのがゲーミングPCの購入です。
Apex Legendsは今となっては軽めのゲームなので、GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングPCでも144fpsクラスのフレームレートを出すことができます。
このクラスのゲーミングPCは13万円前後の価格帯から販売されており、価格も手ごろです。
セールで10万円前後まで価格が下がることもあるので、予算を抑えてApex Legendsの高フレームレート環境でのプレイをしたいのであれば、こまめにBTOショップのセールをチェックするのも手です。
GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングPCがみつからない場合は、最新型の、GeForce RTX 4060搭載ゲーミングPCからセレクトしましょう。
なお、GeForce RTX 3060搭載ゲーミングPCよりさらに格安なゲーミングPC(GeForce RTX 3050やGeForce GTX 1650などを搭載)は、性能が低すぎて快適な環境にするのが難しいので、購入はお勧めできません。
GeForce RTX 3060以上のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCを購入しましょう。
グラボなしPC向けApexLegendsおすすめ設定
どうしてもグラボなしPCでApex Legendsをプレイしたい人向けに、徹底的に軽くした、グラボなしPC向けのゲーム設定を紹介します。
この設定では、管理人の仕事用ノートPC(HP Pavilion Aero /Ryzen 7 7735U + RADEON Graphics)で、訓練室ではありますが、70〜80 fpsを出すことができました。
ビデオ設定はすべて最低設定にします。
「解像度適応の目標fps」はMaxにすることで画質よりフレームレートを最優先にしてくれるので、最大値の100にしましょう。
(この設定を60→100にすることで、管理人のPCではフレームレートが60前後 → 70~80くらいまで伸びました)
画質は我慢するから、とにかく今持っているPCでできる限りまともなプレイ環境を作りたい、という方は参考にしてください。
まとめ:快適なプレイにはゲーミングPCが必要
- グラボなしPCでAPEXをプレイするにはGeForce NOWを使うか、低設定にすれば可能
- GeForce NOWやグラボなしPCで低設定のプレイは、よいプレイ環境とはいいがたくゲーミングPCでプレイするユーザーより圧倒的に不利
- 快適なプレイ環境が欲しいなら、ゲーミングPCの購入が現実的
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