ゲーミングPCのSSD容量は|ケチると後悔する決定的理由【必見】
目次
ゲーミングPCのSSD容量は1TBがベスト
2024年現在、ゲーミングPCのSSD容量は1TBがおススメです。
理由は、1TBという容量は少なすぎず多すぎず、ちょうどよい容量だからです。
たしかに1TBを超える大容量SSDを搭載したゲーミングPCであれば、いくつものタイトルを同時にインストールして、ゲーム画面を録画した動画を保存するといった使い方も可能です。
ただ、大容量すぎるSSDだと、初心者は空き容量を持て余してしまうことのほうが多いです。
何タイトルもゲームをインストールしても、容量がいっぱいになったらやっていないゲームをアンインストールすれば、空き容量はできます。
1TBもあれば、この方法で十分対応でき、やりくりも簡単です。
しかし、1TBより少ないSSDだと、そういった使い方は使い勝手が非常に悪くなってしまうのです。
この記事では、ゲーミングPCのSSDは1TBがベストな理由を、1TB未満だと使い勝手が悪くなる理由と、1TBを超えると容量を持て余すという、両方の面から解説しています。
ゲーミングPCは、SSDが多すぎても少なすぎても、デメリットが大きいです。
この記事が、無駄もストレスもない、充実したゲームライフを送るお手伝いになるとうれしいです。
SSDが1TB未満だと使い勝手が悪くなる理由
SSDが1TB未満だと使い勝手が悪くなる理由は以下の通りです。
- 容量が少なすぎてやりくりの手間がかかる
- 内蔵SSDの交換・増設は初心者には難しい
- 外付けSSDはスピードが遅くストレスになる
容量が少なすぎてやりくりの手間がかかる
SSDが1TBを切る容量しかないと、インストールするゲームソフトやアプリに比べてSSDの容量が少なすぎてしまい、空き容量のやりくりが大変になります。
理由は、ゲームそのものを含めたアプリやソフトの容量が年々大きくなっているからです。
例えばゲーミングPCに絶対必要なWindowsは、おおむね20〜25GB必要と言われていますが、実際にはアップデート時のバックアップデータなどもあり、それ以上の容量になることが多いです。
それに加えてゲームソフトが入るわけですが、最近のゲームではゲーム1本で100 GBを超えるものもあるのです。(下表参照)
ゲームタイトル | 容量 |
---|---|
Call of Duty Modern Warfare | 175GB |
FINAL FANTASY XV | 100GB |
FINAL FANTASY XIV | 80GB |
Cyberpunk 2077 | 70GB |
ELDEN RING | 60GB |
FORTNITE | 27GB |
Apex legends | 22GB |
Escape From Tarkov | 19GB |
Minecraft | 4GB |
少ないものでは10GBに満たないものもありますが、今プレイしたいゲームに加えて、この先自分がプレイしたくなるゲームがどれくらいの容量になるのかは予測がつきません。
さらに、少しでも普段使いをするのであれば、消費するSSD容量は一気に増えるかもしれません。
普段使いの様々なソフトやデータがSSDを圧迫するのです。
WordやExcelなどのオフィスソフトは昔と比べて容量が大きめです。
他にも、例えば音楽や映像データを購入してダウンロードしたり、スマホの画像・録画データをPCに移動したりすると、500 GBクラスのSSDではすぐにいっぱいになってしまうのです。
仮に普段使いをしなかったりゲームを1本しか入れないとしても、そのゲームが、拡張コンテンツの追加で後から容量が増えることもあります。
こういったように容量が足りなくなると、普段使いで作ったファイルや使わないMODファイルなどを外付けUSBメディアに移して空き容量をやりくりする必要が出てきます。
こまめにキャッシュを消したり、頻繁に使うファイルをクラウド上に置かざるを得なくなるかもしれません。
ちょっとPCを使うとすぐに容量が足りなくなり、都度都度、作業中・プレイ中にファイルの移動を強いられるのは、かなりのストレスです。
管理人が使っているPCのSSD使用状況のキャプチャーをあげておきます。
仕事でもゲームでも使う、ゲーム+普段使いPCです。
500GBのSSDですが、Windowsの仕組み上、実際に使えるのは480GB弱。
このPCにはいっているゲームはFF11とFF14の2つですが、あとはオフィスソフトなど仕事用のソフトと、Googleドライブ位しか入れていません。
仕事用のデータなどは入りきらず、よく使うもの以外は自宅のサーバーにしまっています。
その状態で、400GBも消費しています。
管理人は使い慣れているのでバックアップなどを駆使して容量を節約していますが、初心者の方には敷居が高いかもしれません。
こういった理由で、管理人はゲーミングPCのSSD容量は1TBをお勧めしています。
内蔵SSDの交換・増設は初心者には難しい
SSDの容量不足に対応する手段として、内蔵SSDを追加したり、今ついているSSDを交換する方法もあります。
しかし、内蔵SSDの増設・交換は簡単ではありません。
SSDを増設・交換するには、PCの構造についての知識と、改造をする技術が必要で、初心者には非常に難しい作業です。
ゲーミングノートPCの場合は、SSDの交換はさらに難しくなります。
PCを壊す覚悟で交換するしかありません。
ゲーミングノートPCのSSD交換は非現実的ですし、試すのはやめたほうがよいです。
また、SSDの交換には、PCを解体して交換する以上に大変なことがあります。
最初からついている、Windowsが入っているSSDを交換すると、Windowsはもちろんのこと、アプリも、ゲームも、基本的にはすべて入れなおす必要が出てくるのです。
非常に手間がかかる上に初心者には敷居が高く、PC中上級者でも、半日〜丸一日かかるような大変な作業です。
SSDの増設・交換は非常に大変なことですので、あらかじめSSDの容量は多めに見ておくことをおすすめします。
外付けSSDはスピードが遅くストレスになる
外付けSSDは後からSSDを増設でき、一見便利に見えます。
しかし、外付けSSDは、多くがUSB接続のため、内蔵SSDよりスピードが遅いです。
外付けSSDにゲームをインストールすると、ロード時間は明らかに長くなるでしょう。
MMORPGなどを外付けSSDにインストールすると、内蔵SSDよりもかなり読み込みが遅く、ストレスになるかもしれません。
外付けUSBSSDは、データを保存するのには便利かもしれませんが、ゲームをインストールする用途には遅すぎて、お勧めできません。
1TBを超えるSSDは持て余しがち
逆に、1TBを超える大容量SSDは、初心者には大きすぎて、持て余しがちです。
いくらゲームソフトの容量が大きくなったとはいえ、100GBを超えるゲームタイトルは稀です。
たとえば2TBのSSDですと、1タイトル100GBあるゲームでも、単純計算で20タイトル近く入ってしまいます。
Windowsや普段使いソフト、作成したファイルが使うスペースがあるので実際にはもっと少なくなりますが、初心者が1度に10以上のゲームをプレイするとは考えにくいです。
ゲームを入れすぎてSSD容量がいっぱいになっても、不要なゲームソフトをアンインストールしていけば、大体の場合SSD容量は1TBで足りるでしょう。
こういった意味からも、多すぎず少なすぎずのちょうどよい容量が1TBなのです。
ゲーム録画・実況配信をするなら2TB以上あるのもよい
ただ、例外があります。
ゲームを録画したり、実況配信する場合は大容量SSDが有効活用できるのです。
なぜなら、動画は容量が大きいからです。
1・2回の録画であればあまり容量はかかりませんが、何度も録画を続けてくると、撮りためた録画データが容量を圧迫するようになります。
動画編集用の作業スペースとしても、大量のSSDを消費します。
最初から録画や配信を前提としてゲーミングPCを購入するのであれば、SSDは2TBのものを購入しておくのが良いでしょう。
まとめ:ゲーミングPCのSSDは1TBがおすすめ
- ゲーミングPCのSSDは、1TBが理想。500GBではすぐにいっぱいになってしまい、やりくりが大変。
- SSDの増設は自作に関する知識やスキルが必要になり、大変。USBSSDはスピードが遅く、ゲームを入れるのにはおすすめできない。
- 1TBを超えるSSDは初心者には持て余しがち。ゲーム録画・実況配信するのであれば、2TB以上あるのもよい。
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