CPUとは?をわかりやすく解説|初心者も仕組みを理解!
PCやゲーミングPCのスペックを見ていると、必ずCPUというワードを目にします。
CPUとはいったい何?と思って検索したけれど、難しすぎてよくわからなかった。。。
この記事は、そういった方向けの記事です。
この記事では、CPUがどういうものなのか、できるだけわかりやすく解説しています。
目次
CPUとはなにか?を初心者向けにざっくり説明
CPUとはなにか?
一言でいうと、CPUはパソコンの「考える場所」です。
具体的な例を出して、考えてみます。
下の図では、1 + 1という計算問題を人が解いています。
1+1の答えを、人の脳が考えて、2という答えを出しています。
これをPCに当てはめてみると、このようになります。
1+1の答えを、「CPU」が考えて、2という答えを出しています。
つまり、CPUとは、「考える場所」、人に例えるなら「脳」なのです。
ちなみに、CPUはこのような形をしています。
基板に取り付けられていますが、ほぼ正方形をした板状のもので、裏面にはたくさん端子があります。
これはデスクトップPCのもので、ノートPCのものはより小さく薄く、基盤にはんだ付けされていたりする場合があります。
CPUの仕組みを初心者向けに説明
ここからは、CPUの仕組みについて説明していきます。
仕組みの中でも、CPUについて知るのに大切な、動作周波数・コア・スレッドというものについて説明します。
動作周波数、コア、スレッドは、大まかにいうとそれぞれ次のようなものです。
- 動作周波数(=動作クロック・クロック周波数):CPUの動く速度。
- コア数:CPUの中にある、実際にデータを処理する場所の数
- スレッド数:一度にまとめて処理できるデータの個数
それぞれ多いほど、数値が大きいほど早いCPUになります。
動作周波数
まず、動作周波数は、CPUの動作そのものの速度です。
1+1を計算している図で説明すると、問題を考えるスピードが上がれば、計算時間が2秒から1秒に縮まります。
動作周波数が上がるというのは、この考えるスピードが速くなって、考える時間が短くなるということです。
コア数
コア数は、たとえて言うなら「考える場所」の数です。
一つ目のイラストでは、1+1を計算している間、2+2が待っています。
考える場所(コア)が1つしかないからです。
1+1が終わってから2+2を処理するので、時間がかかります。
一方二つ目のイラストでは、1+1を計算しているときに、別の考える場所(コア)が2+2を計算しています。
2つの仕事を1人で順番にするか、2人で分担してやるかの違いと同じです。
このように、コア数が増えると、いくつもの「考える場所」で同時に処理できるので、スピードが上がるのです。
スレッド数
スレッド数は、「一度にできること」の数です。
先ほどと少したとえが違いますが、次のイラストにまとめました。
1枚目の画像では、女性が計算問題を解いてから夕ご飯づくりをしています。
このように順番にやると、計算問題を解く時間と、夕ご飯を作る時間が別々にかかっています。
では、夕ご飯を作りながら頭の中では計算をしていたらどうでしょう。
作業する人は1人でも、2つのことを同時にやることでスピードがアップします。
これがスレッド数が2の状態です。
ゲーミングPCに向いているCPUのタイプは?
ここまでCPUの処理速度向上にとって大切な3つの要素、動作周波数・コア・スレッドについて説明しましたが、実際のCPUはこのようないくつもの技術をうまく組み合わせて性能をあげています。
同じくらいの性能のCPUでも、動作周波数・コア数・スレッド数がばらばらな場合も多いです。
もしあなたがゲーミングPCを購入しようとしているのでしたら、次のような基準で選択するとよいでしょう。
- ただゲームをプレイしたいだけの人→動作周波数の高いCPUを選ぶ
- 動画編集・ゲーム実況などをしたい人→コア数が多いCPUを選ぶ
- ゲームをバリバリプレイしたいし動画編集やゲーム実況もやってみたい人→動作周波数の高いCPUを選ぶ(予算があれば動作周波数が高くてコア数が多いものでもOK
基本的に多くのゲームは、動作周波数が高いほうが快適にプレイできます。
最近はマルチコアへの対応も進んできましたが、まだまだ動作周波数が高いCPUのほうがゲームに向いているといえるでしょう。
一方で、ゲームをプレイしながら配信したいというような人には、いくつものアプリを同時に処理することが得意なコア数の多いCPUがおすすめです。
動画編集ソフトもマルチコアへの対応が進んでいるので、コア数が多いほうが処理速度が速い傾向があるのです。
ゲームもバリバリプレイしたいし、そのうちゲーム実況などもやってみたいというような人には動作周波数が高めのCPUをお勧めします。
購入当初に「そのうち配信をやってみたい!」と思っていても、実際にはやらないで終わる人も多いので、まずはゲームの快適さを求めるのがおすすめです。
もし、予算に余裕があるのでしたら、将来のことも考えて、動作周波数がそこそこ高め、かつコア数も多いCPUを選ぶのもよいでしょう。
まとめ:CPUは「考える場所」
- CPUは「考える場所」。例えば1+1を入れると、計算式を考えて、答えの2をだしてくれる。
- CPUの動作周波数は「考えるスピード」、コア数は「考える場所の数」、スレッド数は「1つの考える場所が同時にできることの数」
- ゲーミングPCにおススメなのは、動作周波数が高いCPU。ゲーム実況配信や動画編集もやるなら、コア数が多いCPUがおすすめ。
参考サイト:
・WikiPedia(ハイパースレッディング・テクノロジー)
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