安いゲーミングPCでApexLegends【初心者おすすめ?】

この記事の対象読者
- Apex Legendsを格安のゲーミングPCでプレイしたい人
- 初心者おすすめの格安ゲーミングPC向け構成を知りたい人
目次
安いゲーミングPCでApexLegendsをプレイするには
ゲーミングPCは高価です。それゆえに、Apex LegendsをゲーミングPCでプレイしたいけれども高くて買えない、格安のゲーミングPCでプレイできないかと相談を受けることがあります。
そういったときには、予算は最低10万円とし、GeForceGTX1650以上のグラフィックスカードを搭載したゲーミングPCの中で、モニターと合わせて予算範囲内で購入できるものを選ぶ、という方法をひとつのプランとしてアドバイスしています。 同時に、プレイ上で不利になることは納得して購入することを伝えています。
なぜなら、10万円より格安なゲーミングPCでApex Legendsをプレイするのは非常に厳しいこと、そして10万円前後の格安ゲーミングPCでは、プレイは普通にできるものの、より高性能なゲーミングPCと比較して出せるフレームレートで劣るため、そういったゲーミングPCを使用しているユーザーに対しては不利になってしまうからです。
この記事では、モニター込みの予算10万円でApex Legends用のゲーミングPCを購入する際のポイントや構成例をお伝えしています。
なお、この記事に書かれているポイントの大半は、一般的な格安ゲーミングPC購入の際にも役に立つ内容となっています。
Apex Legends以外のゲームをプレイするために格安でゲーミングPCを購入しようとしている方も、参考にしてください。
ApexLegends用PCを10万円で購入するポイント
Apex LegendsをプレイするゲーミングPCを予算10万円で一式そろえるポイントは以下の通りです。
- ハイスペックゲーミングPCユーザーより不利なことを理解する
- ゲーミングPC本体の予算が8万円ほど、残りがモニター
- 60fpsで実用レベルのゲーミングPCを選ぶ
- PCのパーツに関する知識を持つ
- セールを見落とさない
- 消費税・送料などによる予算オーバーに注意
- 中古PCは原則控えるべき
ハイスペックゲーミングPCユーザーより不利なことを理解する
ゲーミングPCは価格=性能です。同時に、Apex LegendsではPCの性能がゲームの有利不利に影響すると言われています。つまり、格安ゲーミングPCでのプレイは、ハイスペックゲーミングPCでプレイしているユーザーより、プレイ環境で不利になってきます。
具体的には、フレームレートの低さが致命的です。
Apex Legendsにおいて、フレームレートの高さは勝利に直結すると言われています。
ハイスペックゲーミングPCであれば144fps,240fpsが出せるゲーミングPCはたくさんありますが、予算10万では60fpsが限界です。
そもそも60fpsを超えるフレームレートに対応しているゲーミングモニターは高く、ゲーミングモニターを買うとしたら、予算10万円で一式そろえるのが現実的に不可能であるのも理由です。
20万円以上のゲーミングPCと対応ゲーミングモニターを使い、144fpsや240fpsなどでプレイしているユーザーに対して不利な条件でのプレイであることを理解し、割り切って購入しましょう。
ゲーミングPC本体の予算が8万円ほど、残りがモニター
予算の割り振りですが、予算10万円に全て納めるとすると、PC本体に使える金額は実質8万円ほどです。新品のモニターが最安値帯で1万円~2万円ほどですので、合わせて10万円に収まるように検討しましょう
60fpsで実用レベルのゲーミングPCを選ぶ
モニターの限界は60fpsになりますが、逆に、この60fpsを安定して出せるようなゲーミングPCを検討するのがよいでしょう。このクラスであれば、本体8万円での購入も現実味が帯びてきます。
しかし、8万円ほどで販売されているゲーミングPCは少ないので、あちこちのBTOショップを探し回ることになるでしょう。
お金をかけない分、手間をかけて探すことになるのです。
PCのパーツに関する知識を持つ
実質予算8万円でゲーミングPC本体を購入するのであれば、無駄のない構成のものをセレクトする必要があります。そのためには、購入者自身がPCパーツに関する知識を持ち、自分の目で要不要な部品を判断し、BTOPCショップで注文する際にカスタムするのが大切です。
例えば、Apex Legendsプレイ用オンリーであれば、ストレージは256GBもあれば十分です。メモリは16GBあるに越したことはないですが、8GBで様子を見て、後々増設するのも手です。
浮かせたお金で、CPUとグラフィックスカードのランクをぎりぎりまで上げるのが良いでしょう。
他のゲームもプレイしたい、普段使いする予定があるのであれば、ストレージは最低でも512GBは必要になってきますし、メモリも16GBは欲しくなります。その分、CPUとグラフィックスカードのランクを落とすことになりますが、ゲームプレイに支障が出ないギリギリのラインを出すには、PCパーツに関する知識が必要になります。
また、すでにプレイされている方がSNSやネットに出している情報から、ゲーミングPCの構成についてヒントを得るのも大切です。
セールを見落とさない
先に書きましたように、この価格帯のゲーミングPCはあまりありません。タイミングによっては、探すのに一苦労する可能性もあります。
しかしセールになると、少し上の価格帯のゲーミングPCがこの価格帯に降りてくるので、お買い得であるだけではなく、選択肢も増えます。
10万でApexLegends用のゲーミングPCを購入するのであれば、各BTOショップのセールは見落とさないようにしましょう。
付随費用による予算オーバーに注意
見落としがちなのが、消費税や送料などの、こまごまとした付随費用。
2023年現在、商品価格は消費税を含めた総額表示が義務付けられているので見落とす可能性は減りましたが、送料を含まない価格で表記されている通販サイトは多数あります。
大型のゲーミングPCとモニターの送料となると相当の金額がかかります(送料無料の販売店も多数ありますが)ので、最終確認ページで金額を確認せず確定したところ、トータルで予算オーバーしてしまうパターンが見受けられます。
また細かいところでは、実店舗への買い出しの際にかかる交通費や、その日の食事代などにも目を向けるべきかもしれません。
1,000円2,000円くらいのオーバーであれば気にならない人はともかく、予算がぎりぎりの学生さんなどは、この部分も多少なりとも考慮したほうが良いかもしれません。
中古PCは原則控えるべき
安いゲーミングPCを手に入れたいがゆえに、格安の中古ゲーミングPCに手を出す人がいますが、お勧めできません。
理由としては以下のことが挙げられます。
- ゲームはPCを酷使するため、ゲーミングPCは劣化が早い
ゲームは一般的に高負荷であるため、PCを酷使します。
また、高性能高発熱な部品を多用しているため、発熱による劣化が進むのも早いです。
とくに、前のオーナーの使い方次第では、グラフィックスカードが相当劣化していることも往々にしてあります。
劣化が進んだゲーミングPCは、故障リスクが高く、使用には不安が付きまといます。 - 旧式のため、価格相応の低性能
中古ゲーミングPCは、その中に使われているパーツがすでに旧式ですので、最新ゲーミングPCと比べ性能は劣ります。
PCの世界は性能向上のスピードが著しいので、格安の中古ゲーミングPCをみつけても、同価格帯の最新ローエンド(最低ランク)ゲーミングPCのほうが高性能、ということも起こりえます。 - フリマのゲーミングPCは客観的指標による性能表記がなく不安がある。ものによってはパーツ構成が古すぎてつかいものにならない。
5万円を切るような激安ゲーミングPCをメルカリやヤフオクなどのフリマで見かけることがあります。
「Apex Legendsが快適に動きます」とうたっているものも多く見受けられますが、どれくらいの画質でフレームレートの実測値がいくつかといった明記がないものがほとんどで、信頼性に不安が残ります。「快適」の意味は人それぞれ違います。出品者は、最低画質で60fpsでたので快適にうごくと判断して出品しているかもしれません。
パーツ構成を見ても、10年近く前の部品の寄せ集めのようなものも多いです。
このようなPCは、部品交換・追加によるグレードアップも難しく、購入しプレイをしても不満が残り、グレードアップしようとしてもできず、最後は部屋の置物になって廃棄費用だけ掛かるようなことにもなりかねません。避けるべきでしょう。
なお、メルカリで販売されている激安PCがおすすめできない理由については、こちらの記事でより詳しく書いていますので、参考にしてください。
予算10万・ApexLegends用安いゲーミングPCおすすめ構成
60fpsでのプレイでもいいから予算10万円でプレイしたい、という方向けに、ゲーミングPCの構成の一例をあげておきます。
- CPU:Core i3-12100,Core i5-11400,Core i5-10400
理想はCore i3-12100です。なぜなら、CPUが準最新の第12世代のため、将来的に第12世代のCore i7に交換してグレードアップすることができるからです。
最新型の第13世代のCore iシリーズも、基本的には使用可能です。
少しでも新しい部品に交換できる余地を残すことで、将来的にゲーミングPCをグレードアップさせる余地ができます。 - グラフィックスカード:GeForce GTX 1650
記事執筆時点で、ゲーム用途での最低ラインにあるグラフィックスカードです。 - メモリ:16GB(もしくは8GB)
16GBが理想ですが、残予算次第では8GBで我慢することになるでしょう。 - ストレージ:256GB~512GB(SSD)
残予算次第ですが、最低256GBあれば、ApexLegends専用ゲーミングPCとしては十分です。
探し方・選び方としては、まず、最低ラインのグラフィックカードであるGeForce1650搭載のゲーミングPCを探すのがおすすめです。
その中から、上の条件を満たすCPUを搭載したものをセレクトし、見積画面などでメモリ-・ストレージの構成を調整しながら予算範囲内に収まるものを探すのがよいでしょう。
CPU・グラフィックスカードを決めた後、残りのパーツへの予算割り振りが頭を悩ますところですが、セールを狙えば多少なりともやりくりに余裕ができると思います。
なお、GeForce GTX 1650は、Apex Legendsの公式サイト推奨動作環境にある、GeForce GTX 970と同じクラスの性能を持っています。
Core i3-12100は推奨動作環境のi5-3530Tを超える性能を持っている、最新環境でリーズナブルなCPUです。GeForce GTX 1650の性能をフルに引き出すことができるでしょう。
本当は20万円以上のものを買うべき
予算10万円でApexLegends用のゲーミングPCをそろえるコツについて書いてきましたが、これまで書いたように、予算10万円でゲーミングPCを購入する場合には、不利なプレイになることを割り切って購入することになります。
また、パーツの知識を得て構成を自分で判断するなど、ハードルが高くなりますので、初心者の方には厳しいでしょう。
ApexLegendsの本格的なプレイには、フレームレート144fpsを出せるゲーミングPC、対応したゲーミングモニター、ゲーミングキーボードとゲーミングマウス・ゲーミングマウスパッドをそろえるのがよいというのが、管理人ができるアドバイスです。
最低でも、PC本体に15万、モニターなどを含めた全体で20万円以上の予算で検討するのが現実的であると思います。
まとめ:格安ゲーミングPCでのApexLebendsプレイは可能だが快適とはいいがたい
- 安いゲーミングPCでApexLegendsをプレイするのであっても、最低10万円以上の予算を確保した方が良い。
- GeForce GTX 1650以上のグラフィックスカードを搭載したPCで、モニターと合わせて予算範囲内に収まるものを探すのがおすすめ。この際、セールを積極的に活用。
- 本格的なプレイを検討するなら、長い目で見て、予算20万以上で144fps以上のフレームレートがだせるゲーミングPCを買うべきである。