グラボなしPCでゲームをプレイするコツ|グラボ増設はリスクあり?

基本的に、ゲームをプレイするにはグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCが必要です。
しかし、いわゆるグラボなしPCでもプレイできるゲームがあります。
グラボなしPCゲームをプレイするポイントは、なるべく軽いゲームの中からプレイするタイトルを選ぶことと、できるだけグラフィックス性能の高いグラボなしPCを選ぶことです。
ドラクエ10やバニラ状態でのマインクラフト、低フレームレートで割り切れるのであればフォートナイトなどがプレイするゲームの候補となるでしょう。
この記事では、グラボなしPCでゲームをプレイするポイントと、グラボなしPCでゲームプレイするメリット・デメリットについて紹介しています。
すでにグラボなしPCを持っていてPCゲームをプレイしたいという人や、これからレポート用やテレワーク用に買うグラボなしPCでゲームもちょっとやってみたい、という人におすすめの記事となっていますので、ぜひ読んでみてください。
目次
グラボなしPCでゲームを楽しむポイント
グラボなしPCでゲームを楽しむポイントは以下の通りです。
- プレイするゲームはなるべく軽いゲームの中から選ぶ。
- グラボなしPCを購入する場合にはできるだけグラフィックス性能が高いグラボなしPCを選ぶ
グラボなしPCでプレイするゲームをこれから選ぶのであれば、グラフィックス性能が低くてもプレイ可能なゲームを選びましょう。
2023年現在、グラボなしPCでプレイできるゲームとしては、ドラクエ10、VALORANT、MODなしのマインクラフト、60fpsで割り切ってプレイする場合のフォートナイトなどが挙げられます。
例えばマインクラフトでは、公式サイトで必要スペックがグラボなしPCになっていて、グラボなしPCで動作することがはっきりと書かれています。
(参考サイト:マインクラフト公式サイト)
FF11やRedStoneなどの、古いゲームもプレイ可能です。
また、これからレポート用・テレワーク用などのために購入するグラボなしPCでゲームもやりたいというのであれば、できるだけグラフィックス性能が高いグラボなしPCを選びましょう。
RyzenのGシリーズ(型番末尾にGがつくもの、Ryzen7 5700Gなど)が搭載されているグラボなしPCは、種類は少ないですが、グラボなしPCのなかではグラフィックス性能が高いことで有名です。
またノートPCであれば、Core iシリーズを搭載したPCの一部で採用されているIris Xeと呼ばれるグラフィックス機能は比較的高性能と言われています。
高性能なグラボなしPCに搭載されていることが多いので、それを探してみるのも手でしょう。
グラボなしPCでゲームをプレイするメリットとデメリット
グラボなしPCでゲームをプレイするメリットとデメリットは以下の通りです。
メリットは、少ないお金をかけるだけでゲームがプレイできることです。
ゲーミングPCは安くても10万円前後の値段がしますが、グラボなしPCでしたら、新品でも5~6万円ほどから販売されています。
仕事やレポート作成など、本来は普段使い専用に使っているグラボなしPCをそのまま使ってプレイするのであれば、追加費用は掛かりません。
ゲームをプレイするために、あらたに十万円以上もするゲーミングPCを購入しなくても、ゲームが楽しめます。
一方デメリットは、ゲームの本格プレイには向いていないため、プレイ可能なゲームタイトルが相当に限られることです。
原神、サイバーパンク2077など重めのゲームは、グラボなしPCでプレイすることはまず無理です。
また、シティーズスカイラインのMODのように、重いMODを入れてのプレイも難しいです。
マインクラフトも影MODなど重いMODを入れるのは厳しいです。
プレイするゲームやプレイスタイルの制約が大きいのが、グラボなしPCでゲームをプレイするデメリットといえるでしょう。
グラボなしPCでのゲームプレイは、
- ゲームのお試しプレイや、ライトプレイのみ
- プレイしたいゲームタイトルがグラボなしPCでもプレイ可能
- すでにグラボなしPCを持っている、もしくは仕事やレポート作成用などでPCを購入するが、ゲーミングPCを買う予算がない
といった人にはお勧めの方法です。
グラフィックスボードの増設はリスクあり?
グラボなしPCは、その名の通りグラフィックスボード非搭載のPCです。
そのため、グラボなしPCにグラフィックスボードを増設すれば、普通のゲーミングPCのように重たいゲームもプレイできるのではないか、という話があります。
その方法は、「可能だけれどリスクあり」と管理人は考えます。
その理由は、次の通りです
- ケースの大きさが足りない場合が多い
- 電源容量が足りない場合が多い
- そのグラボなしPCにグラフィックボード挿し込み口がない場合がある
- こういったことを見抜くのは初心者にとって困難
グラフィックスボードは非常に大きいです。
グラフィックスボードを購入したのに、自分のPCのケースに収まりきらないということは、よく聞く話です。
グラボなしPCの電源は比較的容量が少なめのため、電気を大量に消費するグラフィックスボードを搭載すると電源容量が足りなくなる可能性が大きいです。
そして、一部のPCには、グラフィックスボードの差し込み口であるPCI-Expressスロットが搭載されてないこともあるのです。
なにより一番の問題は、こういったことを見抜くのは初心者にとってはとても困難なことだというです。
グラフィックスボードを購入して、組み立ての段階で初めて気づくことがほとんどです。
ケースが小さければ、大きいケースを買って部品を付け替えればいいですし、電源容量が足りなければ、より大容量の電源に変えれば大丈夫ですが、追加でお金がかかります。
グラフィックスボードの購入費用だけのつもりが、電源もケースも交換することになって、格安ゲーミングPCが1台買えるような費用が掛かってしまった、ということもありえるのです。
それに組み立て作業は初心者には非常に大変な作業ですし、作業中に部品を壊す可能性もあります。
自作PCを何台も作った経験があるような自作PCマニア以外にはおすすめできません。
どうしてもグラフィックスボードが必要なゲームをプレイしたいのでしたら、ゲーミングPCの購入が一番無難です。
なお、Thunderbolt3端子を搭載したPCに限り、外付けでグラフィックスボードを増設する方法があります。いわゆる外付けグラボ、GPU-BOXと呼ばれるものです。
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
グラボなしPCとゲーミングPCのどちらを買うべきか
普段使いのPCをこれから購入するけれど、ゲームもしたいという人は多くいます。
これまでそういった場合のグラボなしPCの選び方も書きましたが、本来は、ゲーミングPCを購入することをお勧めします。
理由は、ゲーミングPCはゲームもできて、普段使いもグラボなしPCより快適だからです。
ゲーミングPCはグラフィックスボードを搭載した高性能PCです。
非力なグラボなしPCと比較すると、GoogleドライブやWord,Excelのような普段の仕事で使うアプリもより快適に動きます。
Photoshopなどで画像編集をしたり、動画編集をするような用途で使用するのであれば、ゲーミングPCの高性能がフルに活かせます。
ゲームも、グラボなしPCでプレイするような制約はかなり減り、重いゲームもプレイでき、重いMODも動かせ、プレイできるゲームやプレイスタイルの幅が広がるでしょう。
ゲーミングPCは高価ですが、一回購入すれば数年は買い替え不要といえます。
価格相応の快適な仕事環境、レポート・課題作成環境を手に入れられるでしょう。
これからゲームプレイも視野に入れてグラボなしPCを購入する予定でしたら、予算を少しふやしてゲーミングPCを購入することをお勧めします。
まとめ:グラボなしPCでもプレイできるゲームはある
- グラボなしPCでゲームをプレイするポイントは、軽いゲームを選ぶことと、できるだけグラフィックス性能が高いPCを選ぶこと
- グラボの増設は非現実的。ゲーミングPCへの買い替えか、Thuderbolt3があるなら外付けグラボの利用がおすすめ
- ゲームをプレイしたいなら、ゲーミングPCを買うべき。ゲーミングPCでもレポート作成やテレワークはできる