FF11推奨PCスペック2023年版を完全公開!【復帰勢&新規】

FF11は2002年5月にサービスが開始されて、2022年にサービス開始20周年を迎えました。
20周年で話題になったこともあり、昔プレイしていたユーザーが多数戻ってきており、ヴァナ・ディールは活況を見せています。
この記事では、FF11をWindows版発売日に開始し、プレイ21年目に突入した管理人が、2023年最新のヴァナ・ディール事情に合わせたゲーミングPCについて解説しています。
ヴァナ・ディール復帰を検討している方も、これからFF11をはじめようとしている方にも、お役に立てる記事となっています。
目次
FF11メーカー公式推奨スペック
FF11のメーカー公式必要・推奨スペック(2020年1月現在)は以下の通りです。
OS | Windows 8.1 / 10 ※ (日本語版) |
CPU | Intel® Core™ i3 2.4GHz 相当以上 |
メインメモリー | 2GB 以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GT 740 相当以上
※DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアが必要です。 |
サウンドカード | DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアを備えたサウンドカード |
HDD/SSD 空き容量 | 15 GB 以上の空き容量 |
通信環境 | インターネットへ常時接続可能な環境 |
その他 | キーボード(テンキー付き)、マウス(ホイール付き)、ゲームパッド 、DirectX® 8.1
DirectX® End-User Runtimeのインストールが必須 ※ゲームパッドはプレイに必須ではありませんが、キーボードやマウスと併用することで、より簡単に操作できるようになります。 |
引用:FF11公式サイト
FF11のプレイにハイスペックゲーミングPCが必要か
結論からいうと、FF11のプレイに2023年現在のハイスペックゲーミングPCは必要ありません。
FF11は20年前にサービス開始し、ゲームソフトのプログラム設計は基本的に20年前のままです。
当時はハイエンドのゲーミングPCが必要だったFF11も、いまとなっては普通のノートPCでも(画質や快適さにこだわらなければ)プレイ可能なくらいです。
管理人は、Ryzen 9 3900を搭載したデスクトップPC上でFF11を動かしていますが(フルHD&最高設定)、重たい街中(東西アドゥリンのAHやモグハウス前、ジュノ上層・下層・港のガイドストーン付近にある寝バザーキャラが集中している場所)で動かしても、CPU占有率は2~3%程です。
Ryzen9とはいえ、3000番台は2年以上前のCPUです。それでピーク時にこのくらいの負荷です。
多少性能が落ちるCore i5やRyzen 7・Ryzen 5 などでも、余裕で動くということは想像に難くないでしょう。
FF11快適プレイのための当サイトおすすめスペック
では、2023年現在のFF11快適プレイに最適なおすすめ環境とはどのような環境でしょうか。
結論から言うと、「新品10万円以上のデスクトップゲーミングPC」になります。
言い換えると、ほとんどの新品デスクトップゲーミングPCならおおむね快適に動く、ということです。
ただし、FF11は20年前のソフトで、最新技術に非対応であると同時に、設計が古すぎるため、最新技術を搭載したPCでは不具合が出る可能性もあります。
たとえばnVIDIAのOptimus技術を採用したゲーミングPCでは不具合が発生することがわかっており、そのためゲーミングノートPCの購入はお勧めできないのが現状です。
他にも、ネット上にはさまざまな情報が飛び交っていますが、それがそのPC固有のトラブルか、最新技術が原因のトラブルか、はっきりしないものも多いです。
FF11用のゲーミングPCを購入するのであれば、FINAL FANTASY XI Forumの情報を確認したり、ネットでしっかりリサーチしたうえで、動作実績が確認できるPCを購入することをお勧めします。
なお、FF11用ゲーミングPCを選ぶ際の一般的な注意点は、シングルコア性能が高いCPUを搭載したゲーミングPCを選ぶことです。
FF11はCPU依存が強く、そのCPUも1コアを集中的に使う(マルチコア非対応)傾向があります。グラフィックカードはそこまで高性能である必要はありません。
参考までに、管理人が問題なくFF11をプレイしている環境を紹介しておきます。
CPUはRyzen 9ながら3000番台と2年以上前のもので、さらに多コア低クロックタイプのRyzen 9のため、シングルコア&高クロック向きのFF11に最適な環境とはいいがたいです。
グラフィックスカードに至っては9年近く前のものです。
しかし、それでも安定してさくさくと問題なく動いています。
- CPU:Ryzen 9 3900
- グラフィックスカード:RADEON R9 270X
- メモリ:16GB
- SSD:m.2 SSD
FF11は中古ゲーミングPCでも動くか
結論、よほど大昔のゲーミングPCでもない限り、普通にプレイできると思われますが、おススメしません。
中古のゲーミングPCは前オーナーが使っていたことで部品が劣化している可能性があり、快適にプレイできるスペックはあっても、動作が不安定になることがあるからです。
FF11を長年プレイしていたユーザーとして言えることは、FF11のプレイ環境に一番大切なのは安定性です。
何時間も張り込んで、頑張って、ようやくNMを倒せるという時にフリーズしたり強制再起動かかったりすることが、ゲームをしていて一番辛いです。
(その結果、一緒にPTを組んでいたゲーム仲間との人間関係が壊れることすらあります)
中古ゲーミングPCをお勧めできないより詳しい理由はこちらの記事を参考にしてください。
FF11はグラボなしや普通のノートPCで動くか?
最新型で性能高めのデスクトップ・ノートPCであれば、普通のPCでも大体のことはできてしまいます。
普通のノートPCの例でいえば、実際に管理人も、出先では普通のノートPC(Ryzen 5 4600H + RADEON Graphics)でプレイすることもあります。
カクカクすることもありますが、画質設定を落とせば第5世代Core i3を搭載したノートPCでもプレイ可能でした。
CPUのグラフィックス機能が高め(例えばIrisシリーズのグラフィックス機能を内蔵したCore i7や、最新のRyzen7などを搭載)であれば、おおむね問題なくプレイできると思われます。
グラボなしの普通のデスクトップPCでも同じような感じです。
Ryzen 5やRyzen 7のGPU内蔵タイプ(CPUの型番末尾に「G」がつくもの)であれば、設定次第では、グラボなしでもFF11の快適プレイが可能でしょう。
ただ、高解像度&最高品質でのプレイとなると、予算10万円ちょっとのゲーミングPCでは快適度が違います。
本格的なプレイのときには、やはりゲーミングPCがよいでしょう。
また、先ほども書きましたが、ゲーミングノートPCにはFF11が動作不良を引き起こすものがありますので、購入はおすすめできません。
FF11もプレイできるおすすめモバイルノートPC
出先で仕事をするときなどに使うPCで、FF11を手軽にプレイしたい方向けの当サイトおススメモバイルノートPCを一つ紹介します。
実際に管理人が出先でFF11を動かすノートPCより一回り高性能な、新型Ryzen7を搭載。
出先で、比較的重たい環境でも動くプレイ環境が実現するでしょう。
なお、ゲーミングノートPCでFF11の動作不良を引き起こす可能性があるOptimus技術は、このモバイルノートPCには搭載されていませんので、安心してプレイできます。
普通のノートPCでFF11を動かしてみた
実際にどのくらいのレベルで動くのか、管理人が仕事用に使っている普通のノートPCで、実際にFF11を動かしてみました。
以下、動作検証に使用したPCの詳細です。
CPU | AMD Ryzen™ 5 4600H プロセッサー |
グラフィックス | AMD Radeon™ グラフィックス |
ビデオメモリ | 512MB + メインメモリからシェア (最大 約4GB) |
メモリ | メモリ容量 8GB (8GB×1) |
ストレージ | M.2 SSD 512GB (NVMe対応) |
マウスコンピューター X4-R5、2021年モデルです。
設定は、FFXIConfigは「高設定」、ゲーム内での設定は以下の通りすべて最も重くしました。
天候エフェクトON+雨天候
サービス開始当初は処理が重すぎてオフにしていた天候エフェクトをONにして、雨天候エリアに行ってみました。
パシュハウ沼、アウトポスト前です。
通常3GHzで動くCPUが自動的にクロックを2GHzまで落とした状態で、CPU占有率は3~7%ほどでした。
グラフィックスは比較的負荷がかかっていますが、それでも30%前後でした。
AH前
次に、多くの人が集中するオークション前です。
現在は、拡張コンテンツであるアドゥリンの秘境で追加された東アドゥリンのオークションに人が集まるので、そこで計測してみました。
※平日の夕方に計測。
こちらも、CPUクロック2GHzほどで占有率5%ほど。ほぼ上のパシュハウ沼と変わりません。
ここでは、GPUの占有率は20%台で、十分余裕がありました。
どちらの場合も、プレイに全く支障がないくらいの操作感でした。
なお、後日、R2000を超える重さであった土曜夜のマウラで動かしましたが、街中での移動は問題ありませんでした。
フルアラでのプレイや、ユーザーが集中するゴールデンタイムのドメインベーションなど、ごく一部の重い環境を除けば、普通のノートPCでも意外といけるようです。
Windows10でFF11をする際に必ず必要なWindowsの設定
Windows10では、FF11が使用する一部の機能がオプションとなっています。
そのため、FF11初回起動前にかならすしておかなければならないWindowsの設定があります。
その手順方法は、
設定(⚙)⇒アプリ⇒プログラムと機能⇒Windowsの機能の有効かまたは無効化⇒レガシーコンポーネント内の「DirectPlay」にチェック
です。
下で画像を交えて説明していきます。
①設定を開く
②「アプリと機能」の右上「プログラムと機能」をクリック
③「プログラムのアンインストールまたは変更」画面左の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック
④「レガシーコンポーネント」内、「DirectPlay」にチェックし、OK
まとめ:FF11は2023年現在のゲーミングPCであれば大体快適に動く
- 2023年現在、FF11は10万円クラス以上の新品デスクトップゲーミングPCであれば概ね快適にプレイできる。つまりほとんどのゲーミングPCで快適にプレイできる
- FF11は一部ノートPCに搭載されている、nVIDIAのOptimus技術で不具合が報告されているので、ゲーミングノートPCはおすすめできない。
- FF11は多くの最新技術に対応しておらず、むしろ最新技術が不具合を引き起こすこともある。FF11用のゲーミングPCを購入するなら、しっかり情報収集して動作実績のあるPCを購入するのがおすすめ。