FF14向けゲーミングPCのスペックはどれくらい【ノートPCは】
ファイナルファンタジー14は、サービス開始から10年近く経ちますが、いまだに大人気のMMORPGです。
このゲームをこれからプレイするために、快適なプレイ環境をそろえるのであれは、先を見越して4k環境で快適にプレイできるPCを購入するのがおすすめです。
具体的には、Core i7-13700K/Ryzen 7 5800X + GeForce RTX 3700以上のゲーミングPCをそろえるのが良いでしょう。
なぜこれだけのハイスペックゲーミングPCをそろえるかというと、ファイナルファンタジー14は画面上に表示される情報が多いので、4k環境の画面の広さが快適プレイに直結するからです。
この記事では、ファイナルファンタジー14の快適プレイのためのおススメ環境について触れると同時に、古いゲーミングPCやノートPCを持っている人が新たにゲーミングPCを購入するべきかどうかについて解説しています。
この記事の対象読者
- これからファイナルファンタジー14をプレイするにあたり、ゲーミングPCを探している人
- すでに持っているゲーミングPCや普通のノートPCでファイナルファンタジー14がプレイできるか知りたい人
- ファイナルファンタジー14を快適にプレイするにはどんな環境をそろえればいいか知りたい人
目次
FF14暁のフィナーレ 公式サイト必要・推奨スペック
スクウェアエニックス社公式サイトによる、ファイナルファンタジー14の必要推奨スペックは以下の通りです。
暁月のフィナーレ以降
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
CPU | Intel® Core™i5 2.4GHz 以上 | Intel® Core™i7 3GHz 以上 |
---|---|---|
メインメモリ | 4GB以上 | 8GB以上 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 80GB以上 | 80GB以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® Geforce® GTX750以上 AMD Radeon™ R7 260X 以上 |
NVIDIA® Geforce® GTX970 以上 AMD Radeon™ RX 480 以上 |
画面解像度 | 1280×720 | 1920×1080 |
当サイトおすすめスペック【4kがおすすめ】
ファイナルファンタジー14の必要推奨スペックは最近発売された他のゲームタイトルと比べると低めですが、当サイトではあえてハイスペック環境を揃えて、4K環境におけるプレイをすることをお勧めしております。
理由は、4K環境の方が、画面に表示できる情報量が圧倒的に多く、プレイに有利に働くからです。
具体的なスペックは、以下の通りです。
ファイナルファンタジー14快適プレイのための当サイトおススメスペック
CPU | Core i7-13700K/Ryzen 7 5800X 以上 |
---|---|
メインメモリ | 16GB |
グラフィックスカード | GeForceRTX3070以上 |
画面解像度 | 4k(3840×2160) |
インターネット | 光回線(Wi-Fi不可) |
FF14を4K環境でプレイするメリット
FF14を4K環境でプレイするメリットとは、「画面により多くの情報を表示できること」です。
4K環境とは、フルHD環境と比べ、縦と横の解像度がそれぞれ2倍、画面の広さで言うと4倍になります。具体的には、フルHD環境が1920 × 1080であるのに対し、4k環境は3840 × 2160です。
同じサイズの液晶モニターであれば、単純に画面の細かさが倍に、表示面積が4倍になります。
つまり、よりたくさんの情報を1つの画面に表示できるのです。
プレイするとわかりますが、ファイナルファンタジー14は画面上にたくさんの情報を表示します。フルHD画面でも対応は可能ですが、より画面の広い4K環境の方が、プレイしやすさは段違いでしょう。
下のキャプチャーは、フルHD環境におけるデフォルト設定での画面表示の例です。
実際のウインドウの解像度は1600 × 900を指定しています(その理由は後述します)。
画面が1920×1080の解像度の場合は、基本的にゲームのウィンドウはそれより小さくなります。なぜなら、フルHDの画面にフルHDの解像度で表示した場合、ウィンドウが画面いっぱいになってしま
い、ブラウザーにウィンドウを切り替えて、リサーチしながら調べることが困難になるからです。
MMORPGをプレイする場合、情報収集は必須です。
もちろんスマホでリサーチしながらプレイもできますが、例えば、ネットでみつけた地図を見る場合などはPCの大画面が段違いに見やすいです。
このように、実際のプレイ環境の画面はイメージしたものより小さくなり、画面の情報量が多いため、このように見づらい画面となります。
また、ホットバーを増やすなどカスタマイズを進めると、画面の狭さはより際立ってきます。
この先、4K画面でのプレイが主流になってくるでしょう。
また一般的に、ゲームにのめり込むとそのゲームのプレイ環境を追求したくなります。
お試しでフルHD環境で初めて、後から4K 環境を揃えるよりも、これから始めるのであれば、最初から4K環境を用意するのがお勧めです。
このように、これからファイナルファンタジー14を始めるためにゲーミングPCを購入するのであれば、当サイトでは、画面によりたくさんの情報を表示できる4k環境を揃えることをお勧めしています。
また、公式サイトの必要スペックが上がらなくても、実際にプレイに必要なスペックは日々上がっていく傾向にあるのも1つの理由です。
具体例として、ファイナルファンタジー11の場合、サービス開始時の必要スペックと現在の必要スペックを下の表にまとめました。
サービス開始当初
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
CPU | Intel Pentium III 800MHz以上 | Intel Pentium 4プロセッサ以上 |
---|---|---|
メインメモリ | 128MB 以上 | 1GB |
グラフィックスカード | GeForceシリーズ VRAM32MB以上 | GeForceFX5600以上 VRAM64MB以上 |
現在
CPU | Intel® Core™ i3 2.4GHz 相当以上 |
---|---|
メインメモリ | 2GB 以上 |
グラフィックスカード | NVIDIA® GeForce® GT 740 相当以上 |
サービス開始から20年が経過したため、サービス開始時の必要スペックが古すぎる構成となった要素もありますが、要求スペックは段違いに上がっています。
また、ゲームの必要スペックはは変わらなくても、ゲームそのものを快適にプレイできる水準はどんどん上がっていきます。
FF11のサービス開始当初の2002年時点で、多くのプレイヤーは1024×768のような低解像度でプレイしていましたが、2022年現在では、1920×1080の解像度が当たり前、プレイヤーによっては4k環境を使っている人もいます。
時間の経過とともに、より高解像度・高品質なプレイ環境が「当たり前」になり、結果、ゲーミングPCに求められる水準も上がるのです。
したがって、最初からハイスペックゲーミングPCを用意することで、将来的なプレイ環境の変化にも耐えうる、長く使えるゲーミングPCが購入できるのです。
FF14はノートPC&旧型ゲーミングPCで動くか検証
しかし、FF14はフルHD(1920×1024)クラスで画質にこだわらないのであれば、比較的ロースペックなゲーミングPCでも動作します。
これからゲーミングPCを購入するのであれば最初から4k環境を整えるべきですが、既にゲーミングPCを持っている人向けに、旧型ゲーミングPCでどれだけ動くのか、検証しました。
また、普通のノートPCでどれだけプレイできるかどうかも、合わせて検証しました。
旧型ゲーミングPCによるFF14動作検証
ここで検証に使うゲーミングPCのスペックは、
CPU:Core i7 6700(3.4GHz)
グラフィックスカード:GeForce GTX 960
他:メモリ16GB、ストレージはSSD、など
およそ6~7年ほど前のゲーミングPCのスペックです。
このゲーミングPC上で、FF14ベンチのスコアは以下の通りでした。
(最高品質、1600×900)
(高品質、1600×900)
「快適」というのは、ファイナルファンタジー14公式サイトの基準で、「快適な動作が見込める」レベルです。
(引用:https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/)
実際にプレイしても、先ほど書いたような画面の狭さはありますが、操作性は十分快適でした。
このゲーミングPCは6〜7年ほど前のゲーミングPCの構成ですが、これくらい古いゲーミングPCであっても画質にこだわらなければ、プレイ可能でしょう。
ただ、将来性はないに等しいので、もちろん、このクラスのゲーミングPCを中古で購入してプレイすることは、お勧めできません。
中古ゲーミングPCは一見格安で購入できますし、なかには掘り出し物もありますが、基本的には性能に対するコストパフォーマンスは最悪で、将来性もないものが多いです。
特にメルカリなどのフリマで販売されているゲーミングPCは、かろうじてプレイができるレベルのものも多いです。
初心者にはこういったゲーミングPCのお得度がわからず、外れを引いてしまう可能性が大きいので、おすすめできません。
当サイトの中古ゲーミングPCに関する解説記事やメルカリのゲーミングPCについての解説記事をみるとより詳しく理解できるでしょう。
普通のノートPCによるFF14動作検証
管理人がいつも使っているノートPCで動作検証をしました。
機種はmouse X4-R5、スペックは、Ryzen 5 4600H + AMD Radeon(TM) Graphicsです。
(その他詳細はこちらのサイトのレビュー記事を参照してください。)
結論から言うと、実用レベルには程遠いというのが現実です。
まず、ベンチマークの結果から。
1600×900 標準画質(ノートPC)
スコア3000台ですので、動作は厳しいです。
解像度は、先ほど説明しましたように、ブラウザなどで調べながらプレイすることを想定して、1920×1080より一回り小さい1600×900にしてあります。
次に、実際にプレイをしてみました。
1枚目、ウルダハ中心部でのフレームレート、2枚目、ドラゴンヘッド周辺でのフレームレートが出ています。
2つともあまり変わりませんが、ざっと15〜20fps。動きはかなり悪いです。
さらに、移動中に左右に動こうとして横を押しても、実際に動くまでにタイムラグが発生しました。
前進のキーを押しながら左キーを押すと、2〜3秒経ってから左に動くイメージです。左キーを離してからも2〜3秒左に動き続けます。左右への動きが操作から実際動くまで2〜3秒タイムラグがある感じで、右へ左へよろよろしながらなんとか進む感じでした。
このように、普通のノートPCでファイナルファンタジー14をプレイするのは非常に厳しく、実用に耐えるとはいいがたいです。
まとめ:これからFF14を始めるのならば4k環境をそろえるのがおすすめ
- FF14は画面内の情報量が多いので、より多くの情報を表示できる4k環境でのプレイがおすすめ。
- 4k環境を整えるには、Core i7-13700K+GeForceRTX3070以上のスペックを持ったゲーミングPCがおすすめ。
- 既に旧型のゲーミングPCを持っているのであれば、フルHD環境+軽量設定であればプレイ可能な場合もあるので、ベンチマークソフトなどで要確認。
普通のノートPCでは、快適なプレイには程遠い。