FF11推奨PCスペック2024年版を完全公開!【復帰勢&新規】

FF11は2002年5月にサービスが開始されて、2022年にサービス開始20周年を迎えました。

20周年で話題になったこともあり、昔プレイしていたユーザーが多数戻ってきており、ヴァナ・ディールは活況を見せています。

この記事では、FF11をWindows版発売日に開始し、プレイ22年目に突入した管理人が、2024年最新のヴァナ・ディール事情に合わせたゲーミングPCについて解説しています。

ヴァナ・ディール復帰を検討している方も、これからFF11をはじめようとしている方にも、お役に立てる記事となっています。

この記事では、FF11をWindows版発売日に開始し、プレイ22年目に突入した管理人が、2024年最新のヴァナ・ディール事情に合わせたゲーミングPCについて解説しています。

FF11メーカー公式推奨スペック

FF11のメーカー公式必要・推奨スペック(2020年1月現在)は以下の通りです。

OS Windows 8.1 / 10 ※ (日本語版)
CPU Intel® Core™ i3 2.4GHz 相当以上
メインメモリー 2GB 以上
グラフィックカード NVIDIA® GeForce® GT 740 相当以上※DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアが必要です。
サウンドカード DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアを備えたサウンドカード
HDD/SSD 空き容量 15 GB 以上の空き容量
通信環境 インターネットへ常時接続可能な環境
その他 キーボード(テンキー付き)、マウス(ホイール付き)、ゲームパッド 、DirectX® 8.1DirectX® End-User Runtimeのインストールが必須

※ゲームパッドはプレイに必須ではありませんが、キーボードやマウスと併用することで、より簡単に操作できるようになります。

引用:FF11公式サイト

FF11のプレイにハイスペックゲーミングPCが必要か

結論からいうと、FF11のプレイに2024年現在のハイスペックゲーミングPCは必要ありません。

FF11は20年以上前にサービス開始し、ゲームソフトのプログラム設計は基本的に当時のままです。

当時はハイエンドのゲーミングPCが必要だったFF11も、いまとなっては普通のノートPCでも(画質や快適さにこだわらなければ)プレイ可能なくらいです。

管理人は、Ryzen 9 3900を搭載したデスクトップPC上でFF11を動かしていますが(フルHD&最高設定)、重たい街中(東西アドゥリンのAHやモグハウス前、ジュノ上層・下層・港のガイドストーン付近にある寝バザーキャラが集中している場所)で動かしても、CPU占有率は2~3%程です。

Ryzen9とはいえ、3000番台は2年以上前のCPUです。それでピーク時にこのくらいの負荷です。

多少性能が落ちるCore i5やRyzen 7・Ryzen 5 などでも、余裕で動くということは想像に難くないでしょう。

FF11快適プレイのための当サイトおすすめスペック

では、2024年現在のFF11快適プレイに最適なおすすめ環境とはどのような環境でしょうか。

結論から言うと、

「多人数プレイをする or 徹底的に画質にこだわる人は、新品10万円以上のデスクトップゲーミングPCが理想。普通のプレイなら、最近発売されたものであればグラボなしのPCでも大体問題ない」

になります。

一点注意するべきことはFF11は20年前のソフトで、最新技術に非対応であると同時に、設計が古すぎるため、最新技術を搭載したPCでは不具合が出る可能性もあるということです。

たとえばnVIDIAのOptimus技術を採用したゲーミングPCでは不具合が発生することがわかっており、そのためゲーミングノートPCの購入はお勧めできないのが現状です。

他にも、ネット上にはさまざまな情報が飛び交っていますが、それがそのPC固有のトラブルか、最新技術が原因のトラブルか、はっきりしないものも多いです。

FF11用のPCを購入するのであれば、FINAL FANTASY XI Forumの情報を確認したり、ネットでしっかりリサーチしたうえで、動作実績が確認できるPCを購入することをお勧めします。

なお、FF11用ゲーミングPCを選ぶ際の一般的な注意点は、シングルコア性能が高いCPUを搭載したゲーミングPCを選ぶことです。

FF11はCPU依存が強く、そのCPUも1コアを集中的に使う(マルチコア非対応)傾向があります。グラフィックカードはそこまで高性能である必要はありません。

参考までに、管理人が問題なくFF11をプレイしている環境を紹介しておきます。

  • CPU:Ryzen 9 3900
  • グラフィックスカード:RADEON R9 270X
  • メモリ:16GB
  • SSD:m.2 SSD

CPUはRyzen 9ながら3000番台と2年以上前のもので、さらに多コア低クロックタイプのRyzen 9のため、シングルコア&高クロック向きのFF11に最適な環境とはいいがたいです。

グラフィックスカードに至っては9年近く前のものです。

しかし、それでも安定してさくさくと問題なく動いています。

FF11は中古ゲーミングPCでも動くか

よほど大昔のゲーミングPCでもない限り、普通にプレイできると思われますが、おススメしません。

中古のゲーミングPCは前オーナーが使っていたことで部品が劣化している可能性があり、快適にプレイできるスペックはあっても、動作が不安定になることがあるからです。

FF11を長年プレイしていたユーザーとして言えることは、FF11のプレイ環境に一番大切なのは安定性です。

何時間も張り込んで、頑張って、ようやくNMを倒せるという時にフリーズしたり強制再起動かかったりすることが、ゲームをしていて一番辛いです。

(その結果、一緒にPTを組んでいたゲーム仲間との人間関係が壊れることすらあります)

中古ゲーミングPCを使うくらいでしたら、格安で販売されている普通のグラボなしPCを購入することをお勧めします。

なお、中古ゲーミングPCをお勧めできないより詳しい理由はこちらの記事を参考にしてください。

FF11はグラボなしや普通のノートPCで動くか?

通常プレイであれば、最新型で性能高めのグラボなしデスクトップPC・普通のノートPCで十分です。

普通のノートPCの例でいえば、実際に管理人も、出先では普通のノートPC(Ryzen 5 4600H + RADEON Graphics)でプレイすることもあります。

カクカクすることもありますが、第5世代Core i3を搭載したノートPCでもプレイ可能でした(ただし、画質設定を落とす必要がありました)。

CPUのグラフィックス機能が高め(例えばIrisシリーズのグラフィックス機能を内蔵したCore i7や、最新のRyzen7などを搭載)であれば、おおむね問題なくプレイできると思われます。

グラボなしの普通のデスクトップPCでも同じような感じです。

特にRyzen 5000シリーズのGPU内蔵タイプ(Ryzen 5 5600G,Ryzen 7 5700Gなど)や、もともとGPUを内蔵している7000シリーズ・8000シリーズであれば、グラボなしでもFF11が普通にプレイできるでしょう。

2024年時点でのFF11プレイ用PCの現状をまとめると、ゲーミングPCが必要なのは以下のようなユーザーに限られます

  • Final Fantasy XI Config「最高画質」+影・天候などすべてのゲーム内コンフィグを最も重い設定にするなど、画質にとことんこだわるユーザー
  • デュナミス~ダイバージェンス~などにフルアラで参加し、多対多プレイを行うユーザー
  • 人&フェイスが集中するピーク時間帯のドメインベーションで快適にプレイしたいユーザー
  • 昔のビシージのような、入場制限がかかるくらいのコンテンツが「いつか実装される」可能性を考えて、余裕のある構成にしておきたいユーザー
    (↑ そんなコンテンツはもう実装されないと、管理人は思っていますが。)

つまり、ほとんどのユーザーは、高性能なグラボなしPCで十分でしょう。

また、先ほども書きましたが、もしゲーミングPCを買うとしても、ゲーミングノートPCにはFF11が動作不良を引き起こすものがありますので、購入はおすすめできません。

FF11もプレイできるおすすめモバイルノートPC

出先で仕事をするときなどに使うPCで、FF11を手軽にプレイしたい方向けの当サイトおススメモバイルノートPCを一つ紹介します。

実際に管理人が出先でFF11を動かすノートPCより一回り高性能な、新型Ryzen7を搭載。

出先で、比較的重たい環境でも動くプレイ環境が実現するでしょう。

なお、ゲーミングノートPCでFF11の動作不良を引き起こす可能性があるOptimus技術は、このモバイルノートPCには搭載されていませんので、安心してプレイできます。

240425:このPCでの動作レビューを追記しました

普通のノートPCでFF11を動かす

実際にどのくらいのレベルで動くのか、管理人が仕事用に使っている普通のノートPC2台を使って、実際にFF11を動かしてみました。

Pavilion Aero 13 2023年モデル(Ryzen7 7735U + Radeon™ 680M)

第三世代Ryzenの改良版CPUに、内蔵グラフィックスとしては高性能なRadeon 680Mを搭載したモバイルノートPCです。

先に結論を書くと、「影エフェクトOFF&その他最高画質で問題なく動く」という結果でした。

  • FFXIConfig「最高画質」で問題なく動く(仮想フルスクリーンモード)
  • 影エフェクトを「リアル」にすると、重たいところ(東アドゥリン競売前やドメインベーションなど)でチャット入力がもたつく
  • FFXIConfig「高画質」ならゲーム内設定を最も重くしても問題なく動く(影エフェクトON)

以下、スクリーンショットを織り交ぜながら解説していきます。

FFXIConfig「最高画質」& ゲーム内設定が影エフェクト以外は最も重い設定です。

タスクマネージャーでプレイ中のCPU/GPU占有率を確認しました。

 

エスカ-ル・オンのドメインベーション、3PC+フェイスでフルアラ想定の重さです。

CPUクロックが多少定格より上がって2.9GHz、占有率はその状態で18%です。

チャット入力にももたつきがなく、キャラの動きもサクサクで、快適に動作しました。

Ryzen7 7735U タスクマネージャ CPU

そして、下のスクリーンショットにあるように、リソースモニターでは0~7のコアに比較的分散して負荷がかかっています。

シングルコア優先のFFXIですが、マルチコア最適化がある程度進んだのでしょうか。

(ただ、おそらくHyperThreadingの仮想コアと思われるCPU8~15にはほぼ負荷がかかってなく、HyperThreadingを使わないのは相変わらずと思われます。)

CPU占有状況にもPreciousBoost(intelでいうTurboBoost)のクロック強化余地もあり、CPUにとっては比較的余裕がある状況といえるでしょう。

Ryzen7 7735Uでドメインベーション。リソースモニターでCPU占有率を確認。

 

次にGPUです。

GPU占有率はおおむね50%超え、VRAM容量がぎりぎりで、GPU側は比較的かつかつです。

影エフェクトをONにするともたつくのも、GPU側の処理が追い付かないからと思われます。

GPU温度も50度超えと今の季節(4月に計測)にしては高いですが、真夏でもエアコンの効いた部屋でのプレイであれば問題ないと思われます。

Ryzen7 7735U タスクマネージャ GPU

 

マウスコンピューター X4-R5 2021年モデル(Ryzen™ 5 4600H + Radeon™ グラフィックス)

2台目もRyzen CPUです。
第二世代のRyzen 5 + Radeon Graphicsの、少し古めのノートPCです。

CPU  AMD Ryzen™ 5 4600H プロセッサー
グラフィックス  AMD Radeon™ グラフィックス
ビデオメモリ  512MB + メインメモリからシェア (最大 約4GB)
メモリ  メモリ容量 8GB (8GB×1)
ストレージ M.2 SSD 512GB (NVMe対応)

※引用:https://www.mouse-jp.co.jp/contents/other/old_products/file/2022/note/mouse/mouse_X4-R5_2102X4-aR5RNIAR.pdf

マウスコンピューター X4-R5、2021年モデルです。

設定は、FFXIConfigは「高設定」、ゲーム内での設定は以下の通りすべて最も重くしました。

FFXIConfig、普通のノートPCでの動作確認設定

FFXIConfig、普通のノートPCでの動作確認設定

天候エフェクトON+雨天候
サービス開始当初は処理が重すぎてオフにしていた天候エフェクトをONにして、雨天候エリアに行ってみました。

パシュハウ沼、アウトポスト前です。

FFXIConfig、普通のノートPCでの動作確認設定

通常3GHzで動くCPUが自動的にクロックを2GHzまで落とした状態で、CPU占有率は3~7%ほどでした。

グラフィックスは比較的負荷がかかっていますが、それでも30%前後でした。

競売所前
次に、多くの人が集中するオークション前です。

現在は、拡張コンテンツであるアドゥリンの秘境で追加された東アドゥリンのオークションに人が集まるので、そこで計測してみました。

※平日の夕方に計測。

FFXIConfig、普通のノートPCでの動作確認設定

こちらも、CPUクロック2GHzほどで占有率5%ほど。ほぼ上のパシュハウ沼と変わりません。

ここでは、GPUの占有率は20%台で、十分余裕がありました。

どちらの場合も、プレイに全く支障がないくらいの操作感でした。

なお、後日、R2000を超える重さであった土曜夜のマウラで動かしましたが、街中での移動は問題ありませんでした。

フルアラでのプレイや、ユーザーが集中するゴールデンタイムのドメインベーションなど、ごく一部の重い環境を除けば、普通のノートPCでも意外といけるようです。

Windows10でFF11をする際に必ず必要なWindowsの設定

Windows10では、FF11が使用する一部の機能がオプションとなっています。

そのため、FF11初回起動前にかならすしておかなければならないWindowsの設定があります。
※2024年1月追記:最新のFF11インストーラでは、自動的に設定してくれます。
インストールしたのに動かないというときには、この部分を確認してみましょう。

その手順方法は、

設定(⚙)⇒アプリ⇒プログラムと機能⇒Windowsの機能の有効かまたは無効化⇒レガシーコンポーネント内の「DirectPlay」にチェック

です。

下で画像を交えて説明していきます。

FFXIConfig、普通のノートPCでの動作確認設定

①設定を開く

②「アプリと機能」の右上「プログラムと機能」をクリック

③「プログラムのアンインストールまたは変更」画面左の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック

④「レガシーコンポーネント」内、「DirectPlay」にチェックし、OK

まとめ:FF11は、グラボなしPCでも大体快適に動く

  • 2024年現在、FF11は高性能グラボなしPCで概ね快適にプレイできる。普通のノートPCでも同様。新品ゲーミングPCであれば、まず快適にプレイできる
  • FF11は一部ノートPCに搭載されている、nVIDIAのOptimus技術で不具合が報告されているので、ゲーミングノートPCはおすすめできない。
  • FF11は多くの最新技術に対応しておらず、むしろ最新技術が不具合を引き起こすこともある。FF11用のゲーミングPCを購入するなら、しっかり情報収集して動作実績のあるPCを購入するのがおすすめ。

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